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IMF、トランプ政権の成長目標達成を悲観-米経済予測引き下げ

6/28(水) 0:45配信

Bloomberg

国際通貨基金(IMF)は米経済予測を引き下げ、トランプ大統領が推進する減税とインフラ支出拡大で成長が押し上げられるとの想定を予測から除外した。

IMFは2017年の米経済成長率予測を2.1%と、4月時点の2.3%から0.2ポイント下方修正した。18年の成長率予測は2.1%と前回の2.5%から0.4ポイントに引き下げた。

IMFは27日に米経済年次審査報告を発表。米経済には人口の高齢化から生産性の低い伸びに至るさまざまな問題があり、労働市場がすでに完全雇用に復帰した状況でトランプ政権が目指す年間3%の成長は難しいだろうとの判断を示した。

西半球局のアレハンドロ・ウェルネル局長はワシントンでの記者会見で、全般的な不確実性を踏まえて「従来予想に組み込まれていた財政面の刺激策を除外した」と説明した。

ホワイトハウスの予算案では、2020年までに経済成長は3%に加速し、その後7年間ペースを維持する楽観的な見通しが前提となっている。IMFは27日の声明で、「成長重視政策が理想的な組み合わせになったとしても、それによる成長への寄与は予算案で前提とされているものを下回る可能性が高く、実現にかかる時間も長い」と指摘した。

「米経済は事実上、完全雇用の状態だ」とIMFは評価。「政策によって今より高い成長率を実現し維持するには、潜在的な成長軌道を押し上げる必要があるだろう」と分析した。

原題:IMF Cuts U.S. Outlook, Calls Trump’s Growth Target Unlikely (1)(抜粋)

Andrew Mayeda

最終更新:6/28(水) 0:45
Bloomberg