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鉾田・当間小 「琉舞」の魅力体感 巡回公演 児童も太鼓や踊り披露

6/29(木) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

ユネスコ無形文化遺産の琉球舞踊「組踊(くみおどり)」を通して豊かな発想力や芸術鑑賞能力を養ってもらおうと、沖縄の伝統舞踊「子(しー)の会」の巡回公演が27日、鉾田市立当間小(宮崎修士校長、児童82人)で開かれた。子どもたちは琉球舞踊の歴史や独特な方言などに興味津々。上級生は民謡に合わせた踊りや太鼓も披露し、「琉(りゅう)舞(ぶ)」の魅力を間近で体感した。


組踊は、琉球国王を認証するために訪れた中国の特使をもてなすために創作され、1719年に初めて上演されたとされる。2010年にユネスコ無形文化遺産に登録された。

この日は「国立劇場おきなわ」で組踊研修を受けた同会メンバー約20人が来校し、全校児童や保護者ら約120人が参加した。

公演は、華やかな花がさをかぶった女性が、竹を打ち鳴らす古典舞踊の「四つ竹」で開演。5、6年生は、この日のために練習した太鼓や踊りを、民謡「安(あ)里(さと)屋(や)ユンタ」に合わせて披露。そろいの衣装で舞う姿に、下級生や保護者から大きな拍手が送られた。

同会の岸本隼人さんは、琉球舞踊の種類のほか、三線(さんしん)や胡弓(こきゅう)など音楽担当の「地謡(じーうてー)」を紹介。組踊を構成する要素を(1)せりふ(2)音楽(3)琉球舞踊として「組踊は沖縄のオペラ。昔は照明がなかったので、理解するには(見る側の)想像力が大切」と鑑賞のこつを語った。

上演された演目は、殺された父親のため、旅芸人に身をやつした兄弟が敵を討つ「万歳敵討(まんざいてきうち)」。子どもたちは、沖縄の方言で進む舞台と独特な場面展開に興味津々で、役者たちの動きを熱心に見つめていた。

上演後、6年、岡野裕也さん(12)は「きれいな歌声だった」と笑顔。同、井川智代実さん(12)は、同級生と挑戦した踊りについて「独特な振りが難しかったけれど楽しかった」と出来栄えに満足そうな表情を浮かべた。 


(大平賢二)

茨城新聞社