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【フィリピン】金融機関のIT対策強化、中銀が新規定検討

6/29(木) 11:30配信

NNA

 フィリピン中央銀行は、金融機関のIT関連リスクを回避するため、来月に新たな回状を発令する。サイバー攻撃対策の強化などを金融機関に義務付け、違反した場合には罰則の適用も視野に入れる方針だ。28日付ビジネスワールドなどが伝えた。
 来月に総裁に就任予定のエスペニリヤ副総裁は、以前から金融機関にサイバー攻撃対策などを強化するよう求めていたが、あらためて就任後に新たな回状を発令すると表明。関係各社の意見も参考にした上で、金融機関のITリスク管理に関する基準を定めた2013年回状第808号を改正し、より包括的で厳格な規定を盛り込む方向で検討していることを明らかにした。
 エスペニリヤ副総裁は、新たな回状にはクラウドコンピューティングに関する規定を盛り込むなど、幅広いIT関連技術を対象としたリスク管理態勢の構築を金融機関に要請すると説明。暗号化技術の採用も含め、サイバー対策強化に向けた取り組みの水準を底上げしたいとの意向を示した。金融各社が規定に違反した場合は、罰則の適用も考えているという。
 中銀とは別に、政府もサイバー攻撃対策の強化を検討。金融機関の利用者全てに生体認証を利用した本人確認を義務付けることなどを視野に入れている。

最終更新:6/29(木) 11:30
NNA