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自転車偽造、ハンドル販売 長野の男を逮捕 浜松中央署

6/29(木) 8:15配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 高級自転車メーカーの偽造ハンドルを販売したとして、浜松中央署と静岡県警サイバー犯罪対策課は28日、商標法違反の疑いで、長野県松本市浅間温泉、無職の男(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は2016年7月下旬、米国の自転車メーカー「トレック・バイシクル・コーポレーション」の類似商標を付けた自転車用ハンドル3本を都内の男性ら3人に計約1万8千円で販売し、同社の商標権を侵害した疑い。

 同署によると、偽造ハンドルはロードバイク用で、同社のブランド名やロゴなどが記されていた。同社は同一ブランドのハンドルを1本4万円前後で販売しているという。

 同署のサイバーパトロールにより、インターネットオークションサイトに出品された偽造ハンドルを発見した。偽造ハンドルは中国で製造されたとみられ、同署は入手ルートなどを調べている。



 ■偽造部品 対策進まず 事故の危険も

 捜査関係者によると、海外高級自転車メーカーは、高級ブランドバッグなどを製造・販売する企業に比べ、日本に法人を置く会社が少なく、商品の鑑定が難しいため、偽造品の摘発は全国的にも珍しいという。

 押収した偽造ハンドルは米国で商品を鑑定してもらい、偽造品かどうか調べたという。判別に時間や手間が掛かるため、海外自転車メーカーの偽造部品取引対策は国内ではあまり進んでいない。

 販売された偽造ハンドルは耐久性などが正規品より低いという。捜査関係者は「ロードバイクは速度が出るため、破損による事故が発生する可能性もあり、非常に危険」と指摘する。

静岡新聞社