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【オーストラリア】アジア系移民、欧州系上回る 豪国勢調査、海外生まれが26%超

6/29(木) 11:30配信

NNA

 豪政府統計局(ABS)は27日、2016年に実施した国勢調査の結果を発表した。人口は前回調査時の2011年から8.8%増の約2,340万人に上った。そのうち国外生まれの人口が615万人と全体に対する割合が26.3%となり、内訳では中国やインドなどアジア系移民が欧州系移民を過去初めて上回った。28日付地元各紙が報じた。
 居住者のうち、親世代か子世代のどちらかが海外で生まれた割合は49.3%に上った。英国からの移民者数は90万7,570人となり、隣国ニュージーランド(NZ)は51万8,466人となった。一方、インド系移民は45万5,389人となり、中国系とフィリピン系がそれぞれ50万9,555人と23万2,386人となった。
 また、男女比は女性が50.7%と男性を上回り、人口の8割が国内東部に居住していることが分かった。州別では、ニューサウスウェールズ州の人口が748万228人と最も多く、ビクトリア州(592万6,624人)とクイーンズランド州(470万3,193人)が続いた。
 ■高齢化が明らかに
 年齢の中間値は38歳と前回調査時から1歳高くなった。また、65歳以上の高齢者人口は前回調査から66万4,473人増えている。人口に占める高齢者比が最も高いのはタスマニア(TAS)州で、ほぼ5人に1人が65歳以上となっている。
 ■英語話者が減少
 移民の増加を反映し、使用言語は300言語以上に上り、英語を第1言語とする割合が最も多かったものの、前回から4.1ポイント下落の72.7%と減った。一方、中国語(北京官話)は1.6ポイント増の2.5%で、アラビア語(1.4%)と広東語(1.2%)が続いた。州別の英語話者の割合では、TAS州が88%と最も高くなり、北部準州は58%と最低だった。
 ■無宗教が約30%に増加
 宗教については、無宗教とした人が693万3,708人と最も多くなり、全体に占める割合は7.8ポイント増の29.6%となった。これまで多かったカトリック教徒は529万1,834人で2.7ポイント下落の22.6%となった。
 また、先住民人口は64万9,171人で、人口割合は前回の2.5%から増え2.8%となった。

最終更新:6/29(木) 11:30
NNA