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静岡県立大「軍事研究行わず」 日本学術会議声明受け指針

6/29(木) 8:23配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県立大と同短期大学部はこのほど、「軍事研究または軍事開発は行わない」などの内容を盛り込んだ「学外機関との研究活動等に関する指針」を発表した。日本の科学者を代表する組織「日本学術会議」が、戦争目的の研究を行わないとする「軍事的安全保障研究に関する声明」を3月に発表したことを受けての対応。

 同大が定めた指針は、「学問の自由と独立を守る」「人類の平和と公共の福祉の向上に貢献する」「研究成果に係る情報は公開が原則」など、4項目で示されている。指針は同大ホームページで公表している。

 同大によると、人工知能(AI)や情報処理分野の研究をする同大の教授が米空軍の研究機関から2007~09、11、13~16年度の8年間、計約3700万円の研究資金提供を受けていた。6月28日現在、同様の資金提供はないという。

 同大の担当者は資金提供について「純粋な基礎研究のためで問題はない」との見解を改めて示した上で、「日本学術会議の声明を踏まえ、指針を定めた。資金提供を受けていたことと直接的な因果関係はない」とコメントした。

静岡新聞社