ここから本文です

【英国】独立の住民投票実施を先送り スコットランド、選挙結果受け

6/29(木) 11:45配信

NNA

 スコットランド自治政府のスタージョン首相は27日、2019年春までの実施を計画していたスコットランドの独立の是非をめぐる2度目の住民投票を先送りすると発表した。先の下院選挙でスコットランド国民党(SNP)が21議席を失ったことが背景にある。BBC電子版などが伝えた。
 スタージョン首相は住民投票のタイミングを再調整する方針で、英国の欧州連合(EU)離脱交渉が終わる2019年3月までに実施する可能性を排除。同首相はかねて、英国がEU単一市場を離れてもスコットランドは例外的にアクセスを認められる妥協策を求めており、これの承認に向けて全力を注ぐとともに、交渉内容の大筋が決まる来年秋に計画を再検討する意向だ。なお、次のスコットランド議会(定数129)選挙が行われる2021年までには住民投票を実施する可能性は依然として高いとしている。一方のメイ首相は、少なくともブレグジットが完了するまでこれを認めない方針を示していた。
 住民投票の再実施は、ブレグジットが決まった昨年6月の国民投票で、スコットランド住民の62%が残留を支持したことから浮上。スコットランド議会は3月、住民投票の実施案を69対59の賛成多数で承認した。だが先の総選挙では、住民投票の実施を訴えるSNPは、2015年の前回選挙時に比べて47万7,000票を失い、独立への支持が減っていることが伺われる。

最終更新:6/29(木) 11:45
NNA