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Windows 10のUIをWindows 7風にする方法とは

6/29(木) 8:25配信

@IT

 Windows 8.1からWindows 10になって、[スタート]メニューが復活するなど、以前のWindowsユーザーでも使いやすいユーザーインタフェース(UI)になっている。

Windows 7風にしたWindows 10の画面 今回紹介する設定やユーティリティーでWindows 10をWindows 7風のUIにしてみた。

 それでも、Windows 7などからWindows 10に移行すると、[スタート]メニューにほとんど使わないUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリのタイルが大きく表示されてしまうなど、特にデスクトップPCやノートPCのユーザーは使いにくいと感じるのではないだろうか。

 そこで、設定を変更したり、ユーティリティーを活用したりして、Windows 10のUIをWindows 7になるべく近づけてみよう。

●Windows 10の設定変更で解決

 Windows 10の設定を変更して、Windows 7のUIに近づけてみよう。

○デスクトップにアイコンを表示する

 Windows 10は、デフォルトではデスクトップ画面に[ゴミ箱]アイコンしか表示されておらず、[PC]アイコンや[ネットワーク]アイコンなどのよく使うデスクトップアイコンは表示されていない。これらの機能を呼び出すには、[スタート]メニューからたどらなければならず少々面倒だ

 そこで[PC]アイコンや[ネットワーク]アイコンなどのデスクトップアイコンをデスクトップに表示するように設定しよう。

 デスクトップアイコンを表示するには、[設定]-[テーマ]-[デスクトップアイコンの設定]、「関連設定」の[デスクトップ アイコンの設定]を順番にクリックする。

 [デスクトップ アイコンの設定]ダイアログが開くので、ここで「デスクトップアイコン」下の「コンピューター」「ごみ箱」「ユーザーのファイル」「コントロール パネル」「ネットワーク」で、デスクトップにアイコンを表示したい項目前にチェックを入れて、[OK]ボタンを押す。ここでは、「コンピューター」「ごみ箱」「ネットワーク」の3つを表示するように設定している。逆に、このチェックを外せば、デスクトップアイコンを非表示にすることもできる。

○タスクバーの検索窓やCortanaを非表示にする

 Windows 10では、タスクバーの左端に[Cortana]ボタンや検索ボックス、[タスクビュー]ボタンが表示され、アプリアイコンが表示される領域が従来と比べて狭くなってしまった。そのため、たくさんのアプリを起動したりピン留めしたりすると、これらのアイコンがタスクバーに収まりきらなくなり、使い勝手があまりよくない。

 これらの機能を使わないのであれば、[Cortana]ボタンや[タスクビュー]ボタンを非表示にして、タスクバーの幅を広げよう。

 Windows 10のタスクバーにある[Cortana]ボタンと検索ボックス、[タスクビュー]ボタンを非表示にするには、[タスクバー]の適当なところを右クリックし、表示されたメニューの[Cortana]-[表示しない]をチェックし、[タスクビューボタンを表示]のチェックを外せばよい。

 これで[Cortana]ボタンや検索ボックス、[タスクビュー]ボタンが非表示となる。再度表示したい場合は、メニューの[Cortana]-[Cortanaアイコンを表示]や[検索ボックスを表示]をチェックしたり、[タスクビューボタンを表示]をチェックしたりすればよい。

○デフォルトブラウザをEdgeからIEにする

 Windows 10ではデフォルトブラウザが「Microsoft Edge」になっている。もちろん、Microsoft Edgeをそのままデフォルトブラウザとして使ってもいいし、Google ChromeやMozilla Firefoxをインストールしてデフォルトブラウザとし、Microsoft Edgeはそのままにしておくという手もある。

 ただ、主にIEを使うのであれば、Microsoft Edgeに代えて、IEをデフォルトブラウザにするのがよいだろう。

 [設定]-[アプリ]画面を開き、左ペインで[既定のアプリ]を選択し、「Webブラウザー」を「Microsoft Edge」から「Internet Explorer」に変更すればよい。[切り替え前に]というダイアログが表示されたら、[強制的に変更する]を選択すると、デフォルトブラウザがIEになる。

 また、タスクバーにピン留めされているMicrosoft EdgeをIEに変更しておくとよいだろう。[スタート]メニューを開き、[Windowsアクセサリ]-[Internet Explorer]を選択し、IEを起動する。タスクバーの[Internet Explorer]ボタンを右クリック、[タスクバーにピン留めする]を選択する。[Microsoft Edge]アイコンを右クリックし、[タスクバーのピン留めを外す]を選択して、Microsoft Edgeのタスクバーへのピン留めを外せばよい。

●スタートメニューを「Classic Shell」でWindows 7風に変える

 Windows 7からWindows 10に移行して、最初に違和感があるのが「スタートメニュー」ではないだろうか。Windows 7のスタートメニューに、Windows 8/8.1のスタート画面が組み合わさったようなメニューは、UWPアプリをほとんど使わないユーザーにとっては邪魔なだけだ。

 そこで、Windows 10のスタートメニューをユーティリティーを使って、Windows 7風にしてしまおう。Windows 7風のスタートメニューに変更するユーティリティーには、「Classic Shell」や「Start Menu 8」などがあるが、ここでは寄付歓迎のフリーソフトウェア「Classic Shell」を取り上げる。企業内での利用には有償ライセンスが必要となる「Start Menu 8」については、「Windows 10の[スタート]メニューをWindows 7風に変更する」を参照してほしい。

 まずClassic Shellをダウンロードして、インストールしよう。Webブラウザで以下のURLを開き、[Download Now!]ボタンをクリックし、「ClassicShellSetup_4_3_0.exe(原稿執筆時点では、バージョン4.3.0)」をダウンロードする。

 このファイルをクリックすると、インストールウィザードが起動するので、指示に従って画面を進めると、インストールが完了する。インストール完了後、[スタートメニュー]ボタンをクリックすると、「Classic Shell」の設定画面が表示されるので、好みのメニュースタイルを選択(デフォルトでは「Windows 7 style」が選択されている)する。

 また「Replace Start button」にチェックを入れると、ボタンの形状を変更できる。ここで「Custom」を選択し、自分で作成したスタートボタン画像を指定すれば、さらに[スタート]メニューをWindows 7風にすることができる。

 さらに、「Show all settings」にチェックを入れ、表示された[Language]タブで、「ja-JP - 日本語(日本)」を選択、[Check for Updates]ボタンに続き、「Click here to install it.」のリンクをクリックすれば、再起動後にメニューが日本語化される。「Show all settings(全ての設定を表示する)」にチェックを入れると、メニューの外観など細かい設定が行えるので、好みに合わせて調整するとよいだろう。

●エクスプローラを「RibbonDisabler」でWindows 7風に変える

 Windows 10に移行して、比較的利用頻度が高いエクスプローラの仕様(GUI)まで変更されてしまい戸惑うことも多いのではないだろうか。

 エクスプローラのメニュー下にあった「新しいフォルダー」などがなくなったり(機能はあるのだが、タイトルバー部分に小さなアイコンで表示されており分かりにくい)、メニュー方式からリボンインタフェースに変更されたり、と幾つもの変更が行われている。

 Windows 7のエクスプローラの方が好みなのであれば、Winaeroが提供しているフリーソフトウェア「Ribbon Disabler for Windows 10 and Windows 8(以下、Ribbon Disabler)」を使うとよい(同様のユーティリティーに「OldNewExplorer」もある)。

 Webブラウザで以下のURLを開き、「Download Ribbon Disabler for Windows 10 and Windows 8」のリンクをクリックする。

 「RibbonDisabler.zip」がダウンロードされるので、このZIPファイル内の「Ribbon disabler3 x64.exe(64bit版Windows 10の場合)」または「Ribbon disabler3.exe(32bit版Windows 10の場合)」を実行し、表示されたダイアログで「Disable Ribbon Explorer」を選択すればよい(エクスプローラを元に戻すには、「Enable Ribbon Explorer」を選択する)。

 これでエクスプローラがWindows 7風になる。

●タククバーを「7+ Taskbar Tweaker」でWindows 7風に変える

 タスクバーは、前述の設定変更で[Cortana]ボタンを非表示にするなどすれば、かなりWindows 7風にできる。しかしWindows 10では、タスクバー上のボタン(実行中のアプリケーションアイコン)にマウスホバー(マウスオーバー)すると、小さなウィンドウ(サムネイル)が表示される設定をオフにできない。

 これは、複数のファイルを同一アプリケーションで開いている場合、サムネイルを見て開きたいファイルを選択できるようにするためものである。だが多くのファイルを開いている場合、開きたいファイルを選択する際のマウスの移動距離が長くなりがちだ。

 そこで、タスクバーのサムネイル表示を行わないように、フリーソフトウェアの「7+ Taskbar Tweaker」を利用しよう。

 Webブラウザで以下のURLを開き、「Download (portable installation available)」下の「7tt_setup.exe」のリンクをクリックして、「7+ Taskbar Tweaker」のインストーラーをダウンロードする。「7tt_setup.exe」を実行すれば、ウィザードが起動するので、指示に従って進めていけばよい。

 タスクバーのサムネイル表示を防止するには、インジケーター領域の「7+ Taskbar Tweaker」のアイコンを右クリックして、メニューから[7+ Taskbar Tweaker]を選択、表示された[7+ Taskbar Tweaker]の画面で「マウスカーソルを重ねた時の動作」を「リスト」に変更すればよい。日本語表示にするには、[Settings]ボタンをクリックし、表示された[Settings]ダイアログの「Language」で[日本語]を選択して、[Done]ボタンをクリックする。

●システムフォントを「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」でメイリオに変える

 Windows 10のシステムフォントには、新たに「Yu Gothic UI」が採用されている。細身のデザインであるためか、文字間が詰まったように見える、ジャギー(ギザギザ)が目立つなど、意外と評判がよくない。

 そこで、フリーソフトウェアを使うことで、Windows 7のシステムフォントである「メイリオ」に変更しよう。代表的なシステムフォントの変更ツールとして「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」「Meiryo UIも大っきらい!!」の2つがある。

 システムフォント全体を「メイリオ」に変更したいのであれば、手軽な「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」を使うのがいいだろう。

 以下のWebページを開き、[このソフトを今すぐダウンロード]ボタンをクリックして、「FontChanger.zip」をダウンロードする。

 ZIPファイル内の「FontChanger.exe」を実行し、表示されたダイアログで「Windows Vista/7」を選択すれば、システムフォントがメイリオに変更される。元に戻す場合は、同様に「FontChanger.exe」を実行し、「Windows 10」を選択すればよい。

●「個人設定」をWindows 7風に変える

 Windows 7からWindows 10に移行して、デスクトップのテーマや背景を変更したり、スクリーンセーバーを設定したりする「個人用設定」も大きく変更されていることに気付くだろう。前述の通り、デスクトップにアイコンを表示する場合でも、少々工数が掛かるようになってしまった。

 そのため、Windows 7の頃の設定画面の方が使いやすかった、という人もいるのではないだろうか。実は、そういう人向けにWinaeroから「Personalization Panel for Windows 10」というユーティリティーが提供されている。

 このユーティリティーをインストールすると、Windows 7風の[個人設定]ダイアログに変更できる。

 以下のWebページを開き、[Download Personalization Panel for Windows 10]のリンクをクリックして、「ppanel10.zip」をダウンロードする。

 このZIPファイルを展開し、「personalization10.exe」を実行すると、インストールが完了する。

 [オプション]のリンクで表示される[Settings]ダイアログの「Integrate with Desktop context menu」をクリックすると、デスクトップを右クリックして表示されるコンテキストメニューの[個人用設定]を選択した際に、このダイアログが表示されるようになる。[個人用設定]の挙動については、このユーティリティーでWindows 7に比較的近づけることができる。

●Windows Updateを一時停止する

 Windows 10では、Windows Updateによる更新プログラムの適用をユーザーがコントロールできなくなっており、「更新プログラムをインストールしない」オプションがなく、常に最新の更新プログラムやドライバが自動でインストールされるようになっている。

 これにより、セキュリティは向上されるものの、意図しないタイミングで再起動が行われてしまう(再起動しない時間帯を設定することは可能だが)など、困ることもある。このような場合、フリーソフトウェア「Win Updates Disabler」を利用するとよい。

 以下のWebページを開き、[Free Download]ボタンをクリックして、「win-updates-disabler-setup.exe」をダウンロードする。インストールウィザードが起動するので、指示に従って画面を進めると、インストールが完了する。

 「Win Updates Disabler」を実行して、[無効にする]タブで「Windowsアップデートを無効にする」にチェックを入れ、[今すぐ適用]ボタンをクリックすれば、Windows Updateが無効化される。有効にする場合は、[有効にする]タブで「Windowsアップデートを有効にする」にチェックを入れて、[今すぐ適用]ボタンをクリックすれば、Windows Updateが有効化され、更新プログラムの適用が再開されるようになる。

 Windows 7からWindows 10へ移行して、UIに戸惑いを感じている個人はもとより、Windows 7で運用している企業などにおいて、Windows 10を順次導入するような場合でも、上記のような設定を行っておけば、UIの変更によるサポートコストを低減することができるだろう。

最終更新:6/29(木) 8:25
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