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静岡県の測深怠り起因 運輸安全委、御前崎港座礁事故で報告

6/29(木) 17:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 運輸安全委員会は29日、御前崎港で2016年5月に発生した砂の堆積による貨物船の座礁事故の調査報告書を公表した。静岡県御前崎港管理事務所が水深調査を怠り、砂の堆積を把握していなかったことが事故につながったと指摘した。

 事故は同月10日午後3時半ごろ、御前崎港に入港したパナマ船籍の貨物船が、砂が堆積して水深が浅くなっていた場所に乗り上げた。けが人はなかった。

 報告書によると、現場付近の水深は海図よりも約1・5メートル浅くなっていたが、船長はそれを知らずに海図を見て航行した。管理事務所は港内に流入する大きな河川がないことなどから測深の必要がないと判断していた。このため、海図に水深の変化が反映されなかった。

 県は事故を受け、県管理港湾の水深調査、しゅんせつ工事などの再発防止策を講じている。

静岡新聞社