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白鵬、歴代最多1048勝で横審から特別表彰も…あと12勝

6/29(木) 5:59配信

スポーツ報知

 大相撲名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)で横綱・白鵬(32)=宮城野=が元大関・魁皇を超える歴代最多の通算1048勝を達成した場合、横綱審議委員会(横審)から特別表彰される可能性が28日、浮上した。横審の北村正任委員長(76)が表彰を検討する考えがあることを明かした。

 最後の大記録達成にふさわしい“勲章”が、白鵬に与えられるかもしれない。現在1036勝で、早ければ12日目にも新記録を達成。横審の北村委員長は特別表彰に関して「以前、連勝記録を作ったときに授与しましたね。今回? まだ考えていなかった。ただ(横審の)みなさんに諮ってもいい」という考えを明かした。実現すれば2010年九州場所で63連勝を達成し、翌年初場所で表彰されて以来2度目で、個人では初の複数回表彰の栄誉を受けることになる。

 特別表彰は過去4例あり、白鵬以外には大鵬、北の湖、千代の富士が受けている。10年の白鵬は不滅の大記録とされる双葉山の69連勝にこそ届かなかったが、4場所連続全勝優勝の偉業をたたえる形で表彰された。記念品は横審委員で東京芸大学長の宮田亮平氏が制作したイルカと「63」をあしらったモニュメントを贈呈。11年初場所初日に、当時の鶴田卓彦委員長から「土俵王の尊称を贈る」と表彰状を読み上げられた。

 北村委員長の私案の段階のため、実現に向けた動きなどは早くても名古屋場所後の7月24日の定例会合で議題に挙がることになる。だが、優勝回数など数々の記録を塗り替えてきた大横綱への評価と称賛が、具体的な形として表彰につながる可能性は十分にある。

 白鵬はこの日、名古屋市緑区の部屋宿舎で本格的に始動。幕内・石浦らと15番をこなし、約30キロのサンドバッグを抱えてのすり足など地道な作業で体を作り始めた。「今日は良かったね。無理せず行きたい。これからですよ」。土俵に集中した先に記録も表彰も付いてくると言わんばかりだった。

 ◆白鵬の表彰 優勝回数を史上最多の33に更新した15年初場所後、母国モンゴルで日本の国民栄誉賞に相当する「労働英雄賞」を大統領から贈られた。同年末には自身のブログで優勝回数がギネス世界記録に認定されたことを明かした。08年9月には国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)から、活動への協力に対して「ユネスコ・スポーツ・チャンピオン」の称号がアジア人で初めて贈られた。

最終更新:6/29(木) 8:10
スポーツ報知