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<高橋陽一>100巻到達 キャプテン翼は「マンガ家としてのライフワーク」 

7/2(日) 11:00配信

まんたんウェブ

 コミックスの累計発行部数が7000万部を誇る高橋陽一さんのマンガ「キャプテン翼」シリーズが、作品の誕生から36年でコミックス100巻に到達した。初代の連載開始時には、主人公・大空翼のスーパープレーがサッカー後進国日本にサッカーの魅力を伝え、アニメは世界各国でも放送されて影響を与えた。ファンを公言する一流プロ選手は今でも世界に多い。作品の魅力と今だから明かせるエピソードを高橋さんに聞いた。

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◇中学生編は「日向の勝利」も考えた

--「キャプテン翼」で伝えたかった思いとは。

 「夢を持って頑張る」ということです。翼は、世界一のサッカー選手、そして日本のワールドカップ(W杯)優勝を目指すわけです。(連載初期の1980年代前半は)当時の日本はサッカーは盛んでなく、プロリーグも無かったのですが、こんな面白いスポーツがあることを伝えたかった。当時は、マンガでサッカーのルールを勉強した人もいるのかな。サッカーのスポーツとしての楽しさを伝えることに貢献できたのかなと思います。

--作品が36年続いた理由は。

 キャラクターたちの魅力が色あせてないこと、それとファンが好きでいてくれたからでしょうか。小学生編の全国大会で、プレーヤーたちの個性が確立された気がします。小学生大会(のストーリー)は、計算通り。(翼のいる南葛の)明和戦の敗北もそう。野球のトーナメントと違って、ワールドカップも同じように一度負けても優勝できる。決勝で(南葛は明和に勝利して)借りを返した形になります。

--翼の師匠・ロベルト本郷の帰国も計算通りですか。

 小学生編で各キャラクターが立ってきて、もう一度彼らを中学生編で戦わせたいとなったわけです。そのためには、ロベルトが翼をブラジルに連れて行かない方が良いわけです。連載当時、人気が無いと打ち切りがありましたから、打ち切られたらブラジルに連れて行かれるという流れでした。おかげさまで小学生編の人気が衰えず、ああいう(ロベルトの単独帰国という)形になったのです

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最終更新:7/2(日) 11:00
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