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ドル112円前半、ユーロ買いの流れ強まり1年ぶり高値更新

6/29(木) 15:47配信

ロイター

[ 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べわずかにドル安/円高の112円前半。金融政策がメインテーマとなっている為替市場では、前日のイングランド銀行(BOE)総裁発言を受け、英ポンドが堅調な足取りを見せたほか、前々日の欧州中央銀行(ECB)総裁のタカ派発言を受けたユーロが1年ぶりの高値を更新した。

月末を控えたこの日は、実需は売り買い交錯だったが、ドル/円はほぼ蚊帳の外だった。一方、ユーロ買いの流れが強まり、ユーロは一時1.1420ドルまで上昇して、昨年6月以来の高値を付けた。

前日は関係筋の話としてECBの緩和縮小観測の「火消し」とも受け止められるような発言が伝わり、ユーロが一時急落したが、ドラギ総裁からの発言ではなかったことから買い戻された。「遅かれ早かれ緩和縮小に向かうとの見方は多く、ユーロは買われやすい」(外為アナリスト)との声や「ユーロを売る気が全くしない」(証券会社)との声が聞かれた。

出口レースでは「米連邦準備理事会(FRB)がトップランナーだが、後ろからECBがキャッチアップしてきている。日本は周回遅れ。円を買う理由はなくなった」とFXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は述べ、明日の米PCEコア・デフレーターを含め、今後の米経済指標が堅調であれば、ドルは113円後半を試す可能性があるとした。

イングランド銀行のカーニー総裁は28日、英経済が完全稼働の状態に近づくにつれ中銀は利上げを実施する必要が出てくる可能性があり、金融政策委員会(MPC)はこのことについて「向う数カ月」以内に討議すると述べた。

英ポンド<GBP=D3>は1.2960ドル付近で、一時1.2977ドルまで上昇し、前日の高値を若干上抜けた。

7月2日に東京都議選の投開票が迫っているが、市場参加者には静観ムードが漂っている。自民党が負けた場合は安倍政権の基盤の揺らぎが意識され、初期反応として円高方向に動くとの見方もある。ただ、そうなった場合でもドル/円のトレンドを大きく変えるほどのインパクトはないとの指摘も多い。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.18/20 1.1405/09 127.95/99

午前9時現在 112.34/36 1.1377/81 127.82/86

NY午後5時 112.28/32 1.1376/80 127.75/79

(為替マーケットチーム)

最終更新:7/21(金) 12:45
ロイター