ここから本文です

「ニトリ渋谷公園通り店」オープン迫る 初の9フロア展開、若年層も視野に /東京

6/29(木) 21:15配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 翌日にオープンを控えた渋谷・神南エリアの「ニトリ渋谷公園通り店」(渋谷区神南1)が6月29日、報道陣に公開された。経営はニトリホールディングス(札幌市北区、以下ニトリHD)。(シブヤ経済新聞)

白い壁やフローリングの床を基調にした店内

 近年都心部への出店を進めている同社。渋谷エリアには昨年3月には笹塚駅前に、同9月には東急東横店(渋谷2)内に、ホームファッション店「ニトリ デコホーム」を出店しているが「ニトリ」の出店は初。レストランカラオケを展開していたシダックスの「渋谷シダックスビレッジ」を借り受けて出店する。新宿や池袋などに並んで、渋谷への出店は10年以上前から似鳥昭雄会長が口にしていたというが、本格的に出店を構想したのは2015年にオープンしたプランタン銀座(現・マロニエゲート銀座)店での反響を受けてからという。

 店舗面積は1階~9階の9フロア計約1510坪。ニトリとしては平均的な広さだが、JR山手線沿線では最大の都市型店舗となるという。1階~5階はホームファッション売り場、6階~9階は家具売り場となる。低層部はブラウンを取り入れた外壁で、店内壁面は白、床はフローリングを基調に仕上げる。通りに面した壁沿いにエスカレーターを設置するのは、同社の標準的な店づくりの一つだが、同ビルがかつて丸井(中野区)のインテリアショップ「インザルーム」として開業した当時の造りをほうふつとさせる。レジは全フロア計31台を用意する。

 オープン時の取扱商品は約9600SKU(Stock Keeping Unit=サイズ・色違いを含めた管理単位)で、同社の約7割に当たる商品がそろう。面積構成比は、ホームファッション=52%、家具=48%。若年層も意識し、都心部の店では取り扱っていなかった低価格の商品やカラーバリエーションも充実させるという。同社初の9フロアにわたる多層店舗で、各フロアにテーマを持たせた売り場づくりを行う。

 1階は時計や鏡などの室内装飾や収納整理用品に加え、季節用品を集積するとともにシーズンコーディネートも提案。2階は「売り上げが伸びているカテゴリー」というラグ・カーペットなどのリビングファブリック、バス・トイレ用品フロア。3階の寝具・寝装品フロアでは、季節ごとに薦めるマットレス・敷布団を試せる売り場も設ける。

 4階のキッチン・洗濯・掃除用品・クローゼット収納フロアでは、物干しなどの洗濯用品の実物展示や、壁面を使ってクローゼット収納のディスプレーをすることで使い勝手などを伝わりやすくする。 「特に力を入れた」という5階はカーテン・ブラインド・照明フロア。ソファを中心としたリビングルーム家具フロアの6階では、オリジナルブランド「ニトリスタジオ」のレザーソファ売り場を初めて設ける。

 7階は「キッチン・ダイニング家具」フロアで、コーディネート展示や若年層を意識したカジュアルなアイテムを品ぞろえ。同フロアでは、机にプロジェクターで投影する映像をタッチして操作するデジタルカタログを2カ月限定(予定)で初導入し、商品動画を流す壁面プロジェクターも初設置する。8階はベッドやドレッサーなど「ニトリスタジオ」のベッドルーム家具を展開。

 9階ではキッズ用品のほか、23区内の既存店では面積の都合上展示できていなかったという組み立て家具やカジュアル家具の充実を図り、こたつなどの季節家具も置く。同フロアには、実験的に業務用の商品の展示や相談を受け付ける窓口も設け需要を探る。

 郊外店に多い車での来店は少ないと見ており、電車での来店となると「商圏は広くなる」とニトリHD白井俊之社長兼COO。「23区内に出店してみて、ニトリを知ってはいるが初めて利用するという方が多くいることが分かった。そういう方に商品を見てほしい。クオリティーの高さと安さを感じてもらえるはず」と自信をうかがわせる。

 営業時間は10時~20時。

みんなの経済新聞ネットワーク