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【阪神】金本監督、奇襲空振り6連敗「ストライクはちゃんと当てないと」

6/29(木) 6:05配信

スポーツ報知

◆中日1―0阪神(28日・ナゴヤドーム)

 阪神は今季最少の2安打で1点も奪えず、今季ワーストの6連敗を喫した。ここまで先発した全試合で4番だった福留を5番に置くなど打順を組み替えたが、タイムリー欠乏症は相変わらず。序盤に仕掛けた「トラトラトラ」の奇襲作戦も失敗に終わり、6月の月間負け越しが決まった。

 奇襲は失敗に終わった。今季ワーストの6連敗に、金本監督の足取りも重かった。勝負タクトを繰り出したのは、2回1死一、三塁の梅野の打席だった。「細かいことは言えないけど、ストライクはちゃんと当てないと。それだけですね」。カウント1―1からの3球目。内角スライダーを梅野が空振りすると、飛び出した三塁走者の福留がタッチアウト。絶好の先制機を逃し、9回まで0を重ねた。

 痛恨の拙攻を高代ヘッドコーチが「エンドランや。空振りしたらアカン」と種明かしした。チームが苦手とするジョーダンに対し、プロ野球では珍しい一、三塁からのヒットエンドランのサイン。二遊間が前進守備ではなく、普通に打たせれば“併殺網”にかかる心配があった。そのため一塁走者をスタートさせ、打球を転がしさえすれば、併殺崩れの間に1点という計算だった。だが、梅野がまさかの空振り。三塁走者の福留も飛び出しすぎて、帰塁できなかった。

 33イニング連続適時打なし、得点圏で31打席ヒットなし、代打で12打席ヒットなしと、貧打のデータばかりが膨れあがる。「選手は何とかしようと、そういう気は持ってくれている」と指揮官。今季スタメンでは初めて4番から外れた福留は、5番に座り、なりふり構わぬバスターのような打法で2四球。チーム全体が必死にもがいているが、結果が伴わない。

 6月は8勝12敗となり、今年初の月間負け越しが決定。首位・広島とのゲーム差は6のままだが、振り向けば3位のDeNAに3・5ゲーム差と縮められた。虎の失速が止まらない。(島尾 浩一郎)

最終更新:7/3(月) 8:26
スポーツ報知