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『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作、ひと足先に4D体験【記者コラム】

6/29(木) 18:00配信

オリコン

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)の4D試写会が開催され、ひと足先に日本語吹替版で4D上映を体験した。「通常の200%の水が降りかかる」というふれこみで、入場時には3Dメガネと一緒にポンチョを手渡された。すでに着席している人たちが皆、ポンチョを着て座っている様子はちょっとシュール。実際、プッシャーと顔に水しぶきがかかった瞬間というのは、けっこうあって、1回目の時は思わず「うわぁっ」と声を上げてしまった。

【動画】揺れに水しぶきも…リアルな映画体験

 4Dとは、最新の体感型映画上映システム。シートが映画のシーンに連動して、前後&上下左右に動き、その衝撃を再現。さらに、嵐等のシーンでは<水>が降り、<風>が吹きつけ、雷鳴に劇場全体が<フラッシュ>する他、映画のシーンを感情的に盛り上げる<香り>や、臨場感を演出する<煙>など、さまざまな特殊効果で、まるで映画の世界に入ったような感覚をもたらすアトラクション・スタイルのシステムだ。

 ディズニー映画お決まりのお城が出てくるオープニングからシートは動き出す。本編が始まってすぐに水しぶきが飛んできて、その後も数回、声を出してしまった。船が傾くとシートも傾き、小さなボートに乗っている時はまさにそんな感じ。ジャックが投げ飛ばされてどこかにぶつかると背中にドンと打撃を受ける。「土臭い」と感じたシーンがあったけれど、本当は何のにおいだったのだろう? 後で記事を書かなければいけないのでしっかり覚えておこうと思ったのだが、映画の後半以降は物語に集中して、水しぶきも気にならなくなっていた。

 先に2D字幕版の試写も観ていたのだが、3Dで観ると今回の悪役サラザールと部下たちのもはや人の姿ではない、肉体が朽ち果て、灰のように舞う様子があまりにも鮮明で、不気味でもあり、美しくもあり。映像技術のすごさにただただ感心する。もともとディズニーアトラクションの映画化作品ともあって、4Dとの相性の良さは間違いない。

 そして吹き替えをしている声優たちの仕事ぶりも良かった。過去4作品と同じくジャック・スパロウ役の平田広明は言わずもがな。何より、本作でジャックとともに冒険を繰り広げるウィル・ターナーの息子ヘンリー・タナーの吹き替えを担当した俳優の中川大志が上手。演じているブレントン・スウェイツにすごくなじんでいてストレスフリーだった。カリーナ・スミス役の栗山千明も良かったし、キャプテン・バルボッサ役の壤晴彦をはじめ、主だったキャラクターの声優は同じなので、安心して観ることができるだろう。個人的には、サラザールが大塚明夫だと気づいた瞬間にゾワッときた。日本のアニメ『ブラック・ジャック』でブラック・ジャックを演じた大塚が、恨みつらみのこもった声で「ジャック~」と叫びながら追いかけてきたのだから。

 2Dか3Dか、はたまた4Dか。字幕版か、吹替版か。どれを選択しても、大丈夫。映画は面白い。

最終更新:7/2(日) 15:23
オリコン