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鈴木勝吾「舞台上で魂を燃やしている姿を観てほしい」松田凌&佐々木喜英ら新キャストを迎えた舞台『東京喰種トーキョーグール』最新作が開幕

6/30(金) 18:44配信

デビュー

 累計発行部数2300万部を超える人気コミックを原作とした、舞台『東京喰種トーキョーグール』~或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録~が、29日より東京・シアター1010にて開幕。それに先駆けて、公開ゲネプロが行われ、主演を務める松田凌をはじめ、鈴木勝吾、田畑亜弥、村田充、佐々木喜英が囲み取材に出席し、本番への意気込みを語った。

【写真】松田凌演じるカネキほか、ゲネプロの模様

 原作は、2011年の連載直後から幅広い世代からの支持を得て、単行本累計発行部数2300万部を超える人気コミック『東京喰種トーキョーグール』。2015年7月に上演された初演に続く、舞台化第2弾。物語の舞台は現代の東京。とある事故がきっかけで、人の姿をしながらも人間の肉を喰らうことで生活する喰種(グール)と呼ばれる種族になってしまった主人公・カネキが、自分の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索する物語。

 本作は、「あんていく」で働き始めたカネキの前に、“美食家”と呼ばれる喰種・月山習が現れたことで、物語が大きく動き出す。月山を警戒するトーカは、カネキに「あいつとは関わらない方がいい」と釘を刺すが、月山はカネキの特殊なにおいに目をつけ、再び接触を図る。そして、誘われるがまま、「喰種レストラン」へと足を運んだカネキは、そこで衝撃的な“喰種”の世界を目の当たりにする。

 本作から主人公・カネキを演じる松田は「正直なところ、全稽古を終えて、“意気込みはこうだ”という感覚がわからなかった。それは、まだ完成してないからじゃないかなと思います。おそらくお客様にこの作品を観ていただいて、完成するものだなと思います」と語り、「生で『東京喰種トーキョーグール』という作品を感じていただけるのは、舞台だけだと思うので、みなさまに楽しんでいただける作品にしたいと思います」と意気込む。

 前作に続きニシキを演じる鈴木は「本当に中身が詰まった作品ですし、演劇でやる価値を演出の茅野さんを筆頭に2年前の初演から積み上げてきました」と想いを打ち明け、「舞台上で何か魂が燃える音がするような演劇にしていけたらいいなと。喰種や人間がみせる生き様や想いをぜひ劇場で感じていただけたら嬉しいです」とコメント。また「2年ぶりに引き続きトーカを演じられることがすごく光栄」と語った田畑。「前作同様、舞台上で汗や涙、血、よだれなど、いろんなものを流しながら、舞台上で生きております。息遣いやにおいを感じられるのは舞台ならではだと思います。みなさんを東京喰種の世界に誘えたらいいなと思っています」と笑顔をみせた。

 同じく引き続きウタを演じる村田は「前作同様、非常に多くの期待を感じています。なので、厳しい目も向けられると思いますが、それらのプレッシャーを力に変えて、しっかりとお応えできるように集中して演じたいです」とコメント。本作から新たに登場するキャラクター、月山習を演じる佐々木はもともと原作の大ファンだったという。「東京喰種の世界観がすごく大好きで、原作もアニメも見ていました。2年前の舞台ももちろん観に行って、その世界観にすごく圧倒されました」と作品への想いを語り、「原作でも月山習という役が一番好きなキャラクターで、大好きな作品で大好きな月山習を演じられることを本当に嬉しく思います」と“東京喰種”愛を語る。

 カネキやニシキ、トーカなどの登場人物たちの生き様、心情や葛藤をより深く描いている今作。松田が「人間と喰種の狭間の物語をより深く描いていて、様々なキャラクターがいろんな糸を張り巡らせて絡まっていく。お客様一人一人にも、人間と喰種の狭間の感覚を持っていただけるんじゃないかなと。そこにはすごく自信があります」と胸を張る。鈴木も「喰種は、ただ凶暴で血の気が多くて、残忍であるとか、そういうことだけではなく、彼らも生きていく中で失ったものがあって、人間が知らなかった一面も見られると思います」と明かし、「人間や喰種の想い、葛藤、そうまでして生きる何かというものを作品を通して発見していただければ」と呼びかけた。

 本作の中でも異彩を放つキャラクターを見事なまでに表現し、まさに“怪演”だった佐々木。登場シーンでは、ミュージカル調の歌とダンスで魅了し、舞台上を一気に華やかなものへと変化させていた。「月山習は原作でもとても派手なキャラクターなので、そういった部分を表現するために、この作品はストレートプレイですが、月山に関しては、歌って踊るシーンがあるので、その華やかさを楽しみにしていただければ」と語り、「普段、2.5次元の舞台では、しゃべり方とかを原作に似せて作ったりもしているんですが、今回はキャラクターの心情でセリフをしゃべるようにしているので、深いお芝居にも期待していてください」と期待をあおっていた。

 また、村田は「このビジュアルを作るのに、2時間かかるので、お客様にもじっくりと見ていただければ」とアピールし、「本当に素晴らしいスタッフワークで我々は気持ちよく舞台に立つことができると思うので、しっかりと責任感を持って、いい芝居をしたいと思います」と決意を新たにした。

 最後に鈴木は「舞台でやる意味というものを全員で作り上げてきたので、それをぜひ劇場で感じていただけたら。演者が舞台上で魂を燃やしているところを観ていただけたらうれしいです」とコメント。松田も「演劇にしかできない、舞台『東京喰種トーキョーグール』に必ずなっていると思います。ぜひ、劇場へお越しください。『東京喰種』という作品にお連れします」と呼びかけ、囲み取材を締めた。

 舞台『東京喰種トーキョーグール』~或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録~は、6月29日(木)~7月4日(火)までシアター1010にて上演。その後、大阪公演が7月8日(土)、9日(日)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。

(C)石田スイ/集英社 (C)舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会

最終更新:6/30(金) 20:20
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