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チェルノブイリ被災の歌手 避難中の子どもたちにエール

6/29(木) 12:09配信

福島民報

 幼い頃、チェルノブイリ原発事故で被ばくしたウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんは28日、大熊町の熊町、大野両小が仮校舎を置く会津若松市の旧河東三小を訪れた。自らの被災体験を語るとともに、美しい歌声を披露し、聴衆を元気づけた。
 グジーさんはウクライナの民族衣装に身を包み、民族楽器「バンドゥーラ」を奏でながら「希望の大地」や「旅歌人(コブザーリ)」のオリジナル曲はじめ、「いつも何度でも」「防人の詩」など8曲を歌った。
 合間に被ばく経験や、事故から30年が経過した古里を訪れたエピソードを披露し、「悲劇を忘れないでほしい、同じ過ちを繰り返さないでほしいとの思いで歌っている」と語った。
 大熊幼稚園や熊町、大野両小、大熊中の子どもたちや地域住民ら約120人が聞き入り、1曲ごとに大きな拍手を送った。代表の植村篤史さん(大熊中3年)が謝辞を述べた。グジーさんは記念撮影に応じるなど聴衆と交流を深めていた。

福島民報社

最終更新:6/29(木) 12:22
福島民報