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「保育園落ちた」に本気で向き合う人はだれだ? 待機児童ゼロは約束できるのか。

6/29(木) 8:35配信

BuzzFeed Japan

東京都議選では、首都・東京ならではの待機児童問題も議論されている。候補者の公約には、どこまで具体性があるのだろうか。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

【子育て】可愛い子どもたちの対応が意外と容赦ない件


「『待機児童ゼロ』って、『安全・安心のまちづくり』と同じくらい、どの政党もどの候補者も言いますよね」

「#保育園に入りたい」のハッシュタグでつながった保護者たちの間では、東京都議選はこんなふうにささやかれている。候補者たちの多くが、公約や政策で「待機児童をゼロにします!」と宣言するが、「口ばっかりで誰が本気で取り組んでくれるのかわからない」というのだ。

このグループには、子どもが待機児童になったため、育児休業を延長したり、仕事を辞めざるを得なかったりした人もいる。厚生労働大臣に申し入れたり、国会の委員会で陳述したりして待機児童対策を訴えてきた。グループ代表で3児の母親、武蔵野市の会社経営の天野妙さん(42)はこう話す。

「『待機児童ゼロ』とだけ書いていて具体性がない公約は論外。どういった政策を考えているか、その政策に実効性はあるのか。そのような視点で選挙を見ていきたいです」

7割が「待機児童解消」を掲げる

7月2日に投開票される東京都議選では、259人の候補者の多くが、公約に「待機児童解消」「待機児童ゼロ」を掲げている。

BuzzFeed Newsは、待機児童の問題がとりわけ深刻な23区について、候補者の公式サイトを調べた。6月28日までにサイトを確認できた149人のうち、公約または政策に「待機児童対策」や「保育の充実」といった趣旨の記述をしている人は、102人(68%)。それらも含む子育て支援全般について掲げている人は118人(79%)だった。

それぞれ、どんな対策を考えているのか。2016年度に待機児童数が都内ワースト10にランクインしたある区で、候補者のサイトを比べてみた(抜粋)。

・保育所の整備促進、保育人材の確保、利用者支援の充実(自民・現職)
・都立公園や民間の土地活用の推進(自民・新人)
・多様な保育サービスの供給 (民進・元職)
・認可・認証保育所、保育ルームなどの整備促進、増設(公明・新人)
・認可保育園を増設(共産・現職)
・記述なし(都民ファースト・新人)

提言している対策はそれぞれ違う。待機児童について真剣に考えているようにもみえるし、党の政策をコピペしただけのようにもみえる。

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最終更新:6/29(木) 17:31
BuzzFeed Japan