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神戸製鋼、半導体向け銅板条の一部値戻し

6/29(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 神戸製鋼所は半導体リードフレームに用いる一部銅板条で値戻しを進めている。リードフレーム材の中で、IC用やパワー半導体用の一部について、採算性が厳しい取り引きが対象。陥没価格是正に取り組んでいる。幅広い客先への供給を継続するための収益確保が狙い。今年3月から顧客への説明を徐々に進めており、9月末までの浸透を目指している。

 同社の銅板条は自動車と半導体向けが主力。現在需要は旺盛で、製造拠点の長府製造所(山口県下関市)の生産は繁忙となっている。増員や設備改造などで需要への対応を進めているが、銅板条の市場は中長期的にさらに拡大が続く見通し。今後も現行の顧客基盤への供給を保ちながら、高まる需要に対応するには将来的に設備投資による増産が必要な状況にある。
 現在の製品構成の中では半導体用リードフレーム材の一部で特に採算性が厳しい状況。安定的な供給を続けるためにはコストのカバーに加えて適正収益の確保が必要となっている。併せて増産投資を検討する中で、利潤確保の重要性がこれまで以上に高まっている。

最終更新:6/29(木) 6:02
鉄鋼新聞