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宇部出身の井上さん、STU48のデビュー曲への思い

6/29(木) 14:02配信

宇部日報

作曲家として忘れられない一曲に

 AKB48の姉妹グループ、STU48のデビュー曲「瀬戸内の声」の作曲を、宇部市出身の井上トモノリさん(年齢は非公表)が手掛けた。「秋元康さんの歌詞を聴いたとき、自分の夢と郷愁の思いが重なり、胸が熱くなった。作曲家人生で忘れられない心に残る一曲となった」と井上さん。「もっとたくさんの人に感動を与えられる曲を作っていきたい」と、古里へメッセージを送った。

 STU48は、山口、広島、岡山、兵庫、愛媛、香川、徳島の瀬戸内7県をエリアに、国内6番目のAKB姉妹グループとして今年3月に誕生。「瀬戸内の声」は、AKB48のカップリング曲として5月31日に発売された。同グループでは珍しいスローバラードの曲調となっている。曲名と秋元さんの歌詞を初めて聴いたとき、井上さんは、まるで自分のことを歌ってくれているような感覚になった。「そばで僕の海は母のように見守ってくれてる 生まれ育った地はただ頷き未来へ背中を押す」の一節は、これまでの歩みと重なり、涙があふれたという。

 井上さんが音楽を始めたきっかけは、ジャズバンドをしている父親や、カーペンターズ、竹内まりやのファンだった母親の影響。中学時代に、フォークギターを弾くようになったのが活動の原点だ。高校を卒業後、福岡県の大学に進学し、本格的にバンド活動を開始した。同県内で少しずつ知名度を上げ、インディーズでCDを発売して、九州や東京などでツアーを実施。活動の幅を広げるため拠点を東京に移したが、しばらくして行き詰まった。それでも音楽の道を諦めきれず、音楽事務所のハイキックエンタテインメント(東京)に所属し、作詞・作曲家として再始動した。

 2012年3月発売のさくら学院の「よくばりフィーユ」の作詞がデビュー。その後、AKB48への5曲、NMB48、HKT48、乃木坂46への各1曲をはじめ、チームしゃちほこ、さんみゅ~、おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!、HRなどアイドルグループを中心に、楽曲を提供してきた。井上さんは「地元の歌を書くことができ、忘れられない一曲となった。自分で書いた曲でありながら、涙があふれた。今後も多くの人に感動を与えられる曲を作っていきたいし、STU48の曲もたくさん書きたい」と決意を新たにした。

最終更新:6/29(木) 14:02
宇部日報