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2018年度中学入試 受験校選びのポイント 『ベネッセ進学フェア2017』

6/29(木) 12:03配信

ベネッセ 教育情報サイト

2017年5月、東京国際フォーラムで、中学受験を検討している保護者のかたやご本人向けに『ベネッセ進学フェア2017』が開催されました。
同フェアでは、中高一貫校約180校が一堂に会し、直接先生に質問することもできるほか、学校選びの相談ブースが設置され、専門家による講演会も開催されます。
今回はその中から、私学教育研究の第一人者である森上展安氏の講演を抜粋でお届けします。

■「後悔したくない」からこそ心配性に!?

日本人は心配性と言われています。最近の研究では、特に神経質になりやすい「SS型」という遺伝子タイプの人が、日本人には世界的に見ても突出して多いのだそうです。特にお子さまの受験校選びともなると、「後悔したくない」という思いが強いからこそ、心配事が多いことと思います。難易度、大学進学実績、校風がわが子に合うかなど、考えることが多すぎてなかなか受験校を絞れないというかたも多いのではないでしょうか。
ここでは、後悔しない学校選びのために、考える切り口をいくつかご紹介します。

1 2017年度入試状況 附属志向と共学志向をどう見るか

2015年以降、中学受験生の全体数は増えています。
難易度が高いほうからA~Eのグループに分けると、B(いわゆる上位校)とC(いわゆる中堅校)で志望者が増える傾向にあります。
2017年度入試では、大学附属校と共学校の志望者が増えました。ただし、中学受験生の進学先のおよそ8割は進学校であり、全体から見れば、附属校は増えたといっても少数派です。共学校に志望者が集まる傾向は続いていますが、これは様々な見方ができます。

たとえば、首都圏の2017年2月1日午前入試のAグループ校(難関校)の倍率を、男子校、共学校男子、女子校、共学校女子で比べてみると、男子校2.56、共学校男子3.65、女子校2.31、共学校女子3.74となっており、男子校・女子校より共学校の倍率が著しく高くなっています。特に女子トップ層で共学校を選ぶ傾向が強く、たとえば女子最難関の桜蔭と渋谷学園幕張を併願し、最終的に渋谷学園幕張を選ぶ、といった受験生が多かったようです。
逆にいえば、男子校・女子校の伝統校が比較的入りやすくなっているといえます。

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