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クラッシュから2位に返り咲いたボッタス、バクーを振り返り「諦めない重要さを示す良い例」

6/29(木) 10:42配信

motorsport.com 日本版

 アゼルバイジャンGPのオープニングラップで、2番グリッドからスタートしていたメルセデスのバルテリ・ボッタスは、キミ・ライコネン(フェラーリ)とのクラッシュによってタイヤがパンクし、順位を大きく落とした。しかしレース中に3度出動することとなったセーフティカーに助けられながら徐々にポジションを回復させた。

写真:アゼルバイジャンGP表彰台。ボッタスは3位のストロールに0.2秒差で2位入賞を果たした

 彼にとって大きなアドバンテージとなったのは、2度目の赤旗中断中に破損したディフューザーを修復することができたことだった。レースが再開された時にボッタスは、持ち前の速さを取り戻していた。

 チェッカーフラッグを受ける寸前まで2番手を走行していたウイリアムズの新人であるランス・ストロールの横に並んだボッタスは約0.2秒先にフィニッシュラインを横切り、2位表彰台を獲得した。

「タイヤがダメになって、マシンが壊れかけていたオープニングラップのターン2からピットに向かうまでの間、時の流れがとても遅くなったと感じた」

「でもその後の荒れたレースを見て、諦めるべきじゃないと思った。セーティカーのおかげで僕は隊列に近づくことができたんだ」

「2度目のセーフティカーと赤旗中断のおかげで、同じ周回内で争うことができたし、レースペースを取り戻せた。僕のマシンのダメージは、赤旗中断の間にほとんど修繕することができたんだ」

「ディフューザーの側面にかなり厄介な穴が開いてしまったんだけど、ちゃんと修繕することができた。それまではオーバーステア気味でかなり苦戦していたけど、赤旗後にはまるで別のクルマのようだった」

 またボッタスは、次のように続けた。

「レースの序盤で不調になってしまった場合、大抵そこでおしまいになってしまうから、本当に良いレースだった」

「でもこのレースは、諦めないことの重要さを示す良い例になったと思う」

「チームは僕にこう言ったんだ。まだチャンスがあるから、今やっていることに集中しろってね。レース終盤は本当に楽しめた。全てのコーナー、全てのラップを最大限に走ったし、とにかく前に近付こうとした」

「僕が3番手を走行していた(エステバン)オコンを交わした後、力の限り走った。僕はストロールを捉えることができる可能性があることを知っていた」

「僕はとにかくがむしゃらにプッシュした。予選ラップモードだったよ。全くタイヤをセーブしていなかった。でもちょうど路面温度が下がってきていたから、それに助けられたんだ」

 最終的にストロールの前に出られたことに対して、彼は次のように付け加えた。

「とても近かった。僕はスリップストリームに入って、DRSを使った。その時の僕はどこにフィニッシュラインがあったのか確認していなかったと思う。それを見る余裕がなかったんだ」

「でもその後のチーム無線で、拍手が聞こえてきた」

「そこで僕はようやく2位を獲得できたことを理解したんだ」