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大都、大阪湾岸で1万トン以上の鉄スクラップ船積み可能に

6/29(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 港湾運送・荷役業の大都(本社・大阪市港区、社長・間口豪氏)は、大阪港・南港J岸壁から鉄スクラップの船積みを開始する。同岸壁は長さ240メートル、水深12メートル。最大3万トンのスクラップを積載できる船舶が接岸可能となり、これにより大阪湾岸でもロット1万トン以上の船積みが可能になる。業界団体の支援を受けながら同社は数年前から港湾局に働き掛け、このほど使用許可を得た。8月上旬にも業務を始める予定。

 大阪湾岸からのスクラップ輸出の最大ロットは、使用する岸壁に制約があり、これまでは約5千トンだった。ベトナム向けなど遠国向けが増える中、関東などでは1万トン以上のロットで輸送することが増えたため、大阪湾岸からのスクラップ輸出は他地域に比べてトン当たりの輸送コストが割高になっていた。大都がJ岸壁でスクラップの船積みを手掛けることで、これが解消されることになる。
 また、貨物を積み込んだまま税関検査ができる本船扱い(通関)についても大阪税関に認められたため、輸送コストに関して他地域と遜色がない。J岸壁の利用に伴い、大都はこれまで使用していたE5岸壁を返却。クレーンなど荷役設備は一部を更新し、移設する。スクラップをコンテナに積み込む「コンテナローダー」もJ岸壁に移す。
 在庫ヤードなど利用する敷地面積は当面3200万平方メートルだが、徐々に拡大する予定。

最終更新:6/29(木) 6:02
鉄鋼新聞