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人気復活へホンダが本気!ビッグチェンジした新型フィットが安全・安心クルマに大変身!

6/29(木) 11:44配信

オートックワン

フィットの人気度はホンダ車全体の活力を示すバロメーター

ホンダ フィットは国産コンパクトカーの中心的な存在だ。初代モデルは2001年に発売され、燃料タンクを前席の下に搭載するセンタータンクレイアウトにより、後席と荷室に広いスペースを確保した。外観のデザインもバランスが良く、当時のコンパクトカーでは燃費が優れ、価格も割安だったのでヒット作になった。

新型フィットの詳細を写真でチェック(画像168枚)

2代目も初代モデルの持ち味を継承して、ハイブリッドを加えたこともあり、好調に売れていた。

ところが2013年に発売された3代目の現行フィットは、売れ行きが伸び悩む。先代型は1年間に18~20万台(1ヶ月当たり1万5000~1万6000台)を安定的に販売したが、現行型は2015年が11万9846台(月販1万台)、2016年は10万5662台(月販8800台)にとどまった。国内需要が低調なことを考えても下降の仕方が大きい。ホンダでは軽自動車のN-BOXが2011年末に発売されてフルモデルチェンジを控えた今でも好調に売れており、フィットから乗り替えるユーザーも多いが、それにしてもフィットの販売状況は深刻だ。今は月販8000台を超えれば立派な人気車だが、フィットとしては不本意な実績になる。

最近のホンダは国内における販売順位がトヨタに次ぐ2位となり、好調に思えるが、2013/2014年頃に比べると全般的に売れ行きが下がった。この販売動向はフィットと重なる。つまりフィットの人気度は、国内におけるホンダ車全体の活力を示すバロメーターだから、ホンダの社内でも問題視されているだろう。

そこで2017年6月29日に、かなり力の入ったマイナーチェンジが行われた。

最も注目されるのはホンダセンシングの採用だ。すでに幅広い車種に搭載されるホンダの安全装備で、ミリ波レーダーと単眼カメラが常に車両の前方を監視している。歩行者を含めて衝突の危険を検知すると警報を発して、さらに状況が悪化した時は緊急自動ブレーキを作動させる。

歩行者事故低減ステアリングも注目される。時速10~40キロで走行中、車線をはずれて路側帯を歩く歩行者と衝突しそうな時、音と表示で警告して電動パワーステアリングにも回避操作を支援するトルクを与える。この機能はフリードやヴェゼルには採用されるが、ステップワゴンには装着されていない。7月下旬に発表される新型シビックも非装着になる見込みだから、フィットのホンダセンシングは内容が充実している。

このほか車線逸脱時の警報と元の車線へ引き戻す機能、ペダルの踏み間違い事故の防止に役立つ誤発進抑制機能、制限速度など道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示する機能などが備わる。

そしてミリ波レーダーと単眼カメラの併用で、運転支援の機能も充実させた。車間距離を車両が自動制御してアクセル/ブレーキペダルの操作を大幅に軽減するアダプティブクルーズコントロール、中・高速走行時に車線の中央を走れるように操舵を支援する車線維持支援システムも採用した。

ホンダセンシングを備えたことにより、1.0~1.5リッターエンジンを搭載する5ナンバーサイズのコンパクトカーの中で、フィットは緊急自動ブレーキを筆頭とする安全装備と運転支援の機能が最も充実することになった。

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最終更新:6/29(木) 11:44
オートックワン