ここから本文です

北多摩第三選挙区。候補者の顔ぶれと情勢解説【都議選2017】

6/29(木) 11:00配信

選挙ドットコム

北多摩第三選挙区。候補者の顔ぶれと情勢解説【都議選2017】

今回から定数が1増え、3人となります。直近3回の選挙では自民党と民主党が議席を分け合ってきました。今回は2人の現職に加え、公明党が世田谷区選挙区から現職を転身させ、共産党新人らも加わる激しい戦いとなります。

前回トップ当選の自民党現職・栗山欽行氏は、狛江市議・都議の経験、防犯・防災機能の強化、育児支援や教育施策の充実を訴え、2期目を目指します。

公明党は、世田谷区選挙区から都議会議員団長・中島義雄氏を転身させ議席獲得を目指します。中島氏は調布市に居住経験があり、両市合わせて9人の市議とともに選挙区内の支持者をきめ細かく廻り、公明党の国政比例票1万2000票~1万3000票余への上積みを図ります。

共産党は、調布市議5期で新人・井樋匡利氏を擁立します。直近3回(13参、14衆、16参)の国政比例票が1万9000票~2万2000票弱の上、これまでの都議選でも共産党の候補者は1万6000票~1万9000票余を獲得していることからこうした党勢を議席確保に結び付ける方針です。

これまで民主党公認として3期連続当選の現職・尾崎大介氏は、今回、都民ファーストの会の推薦を受け、無所属として4期目を目指します。郵政関連の労働組合が支援の中心で、都政情報の公開の徹底や防災対策などに取り組んできた実績をアピールします。

いずれも無所属の新人で、卸売会社社長の新井匠氏、音楽家の小野寺通氏も立候補します。

なお、選挙ドットコムで都議選特設サイトを開設し、全42選挙区の立候補者・情勢の解説を行っています。

国政に大きな影響を及ぼす東京都議会議員選挙

全国の人口の1割余・約1368万人が暮らす東京の都議会議員選挙で示された民意・有権者の意思決定は、これまで国政の動向に大きな影響を与えてきました。

前回13年選挙は、自民党の候補者全員が当選し、直後の参院選において、現行制度では最多の65議席を獲得し、衆参で多数派が異なるいわゆる「ねじれ」国会を解消しました。また、当時の民主党が54議席に躍進した前々回09年選挙、初挑戦した日本新党が20議席を獲得した93年選挙では、いずれも直後に行われた衆院選で自民党が敗北し、政権が交代しています。当時の社会党が29議席を獲得した89年選挙直後の参院選では、土井たか子委員長の人気の下、多くの女性候補が当選したいわゆる「マドンナ旋風」が起こり、宇野宗佑首相が退陣しました。

一方、国政では野党第1党だったにも関わらず97年選挙で、議席を獲得できなかった新進党は、その年の暮れに解党に追い込まれました。

都議会議員選挙で示された民意は、「政権交代」や「新党の躍進や解党」というその後の国政選挙結果を先取りし、大きな影響を与えてきただけに、各党とも、次期衆議院選挙を視野に入れ、今回の都議会議員選挙を国政選挙級の態勢で臨んでいます。

1/2ページ

最終更新:6/29(木) 11:00
選挙ドットコム