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トヨタ 新型アクア実燃費レポート|2017年のマイナーチェンジで本当に燃費は良くなったのか、ノートe-POWERと徹底比較!

6/29(木) 10:29配信

オートックワン

トヨタ 新型アクア実燃費レポート|結果まとめ

今回の燃費テストでは、2017年6月19日にマイナーチェンジを受けたコンパクトハイブリッドカーであるトヨタ アクアの標準モデルをテスト。

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グレードは最上級グレードとなるG”ソフトレザーセレクション”(車両本体価格208万9800円・JC08モード燃費34.4km/L)を起用した。

初期モデルのアクアは、コンパクトなハイブリッドカーだけに絶対的な燃費は良好であったが、「燃費の王者」といえる同社のプリウスと比べると意外に実燃費が良くない、という声も少なからずあった。

しかし最新モデルのアクアは初期型に対する燃費の向上対策の成果で、後述する各区間の燃費でも新型プリウスには及ばないものの、ハイブリッドやディーゼルエンジンといった飛び道具を持つライバル車と比較してもトップの燃費を記録。燃費に関してはほぼ文句なしと断言できる。

しかし、燃費と動力性能以外の車の質に関しては、注文を付けたい点が多々ある。ここからの高速燃費編、街乗り(市街地)編、郊外路編、それぞれの章で詳細な評価を行っているので、いまアクアの購入を考えている人にはぜひ参考にして欲しい。

トヨタ アクアとは

東日本大震災の甚大な津波被害、原発事故により日本がドン底にあった2011年12月にデビューしたトヨタアクア。

車名の由来は、ラテン語で“水”という意味だ。生産を担当するのは、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北・宮城県に本社を構え、宮城県と岩手県に工場を持つ重要な関連会社「トヨタ自動車東日本」。アクアがこちらで生産される点(生産は2016年12月に発表されたC-HRとともに岩手工場が担当)には、何か運命的なものを感じる。

トヨタ アクアは、2010年と2011年のデトロイトモーターショーに出展されたコンセプトカーと、2011年の東京モーターショーに出展されたプロトタイプを経て市販化された。

その成り立ちを簡単に説明すると、ベースは2005年に登場した2代目ヴィッツ(先代モデル)以降でトヨタのコンパクトカーに幅広く使われている、FF小型車プラットフォーム。これに、2代目プリウスに搭載されていた1.5リッターエンジンと、2つのモーター(駆動用と発電用)を持つハイブリッドシステムを、各部の効率の向上や、5ナンバー幅のアクア用に小型化する大改良を施し搭載したハイブリッド専用のコンパクトカー・・・といったところである。

アクアは軽量であるのに加え、(プリウスほどでないにせよ)空気抵抗が小さいこともあり、カタログに載るJC08モード燃費は初期型でも33.0~35.4km/Lという数値を誇った。

アクアはグレードやオプション装備によってカタログ燃費値が異なってくるのが非常に紛らわしいが、多くの人が装着するはずのメーカーオプション付きモデル、33.0km/Lが標準的なところだろう。

またアクア登場時には、エコカー減税に加え政府の景気対策で新車購入補助金があったこともあり、発売から約1カ月で約12万台の受注を集めた。先代プリウスの約18万台ほどでないにせよ、大ヒット作と言っていい。

プリウスと同様にトヨタの全ディーラーで販売。2012年こそ首位のプリウスに及ばなかったものの、軽乗用車以外の登録車の新車販売ランキングでは2013年から2015年の間で首位に君臨し、プリウスのフルモデルチェンジがあった2016年も2位に着けるなど、長期間に渡って好調に売れ続けた。おかげでちょっと街に出ればすぐ見かけるほどの人気車となっている。

このように盤石な売れ行きを誇るアクアだが、今年2017年に入ると「電気自動車の新しい形」というキャッチコピー(本質的にはハイブリッドカーなのだが)でe-POWERを追加したコンパクトカーの日産 ノートが、日産車として約30年ぶりに新車販売ランキングで首位になるという、ちょっとした「事件」が起きた。これにより、相対的にアクアの販売が落ちてきている(絶対的にはかなりの台数であるが)。

これを受けてという訳ではないだろうが、デビューから4年半を過ぎたこともあり、テコ入れのため6月にマイナーチェンジが行われた。

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最終更新:6/29(木) 12:08
オートックワン