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窯跡盗掘防止へ情報共有 佐賀

6/29(木) 15:36配信

佐賀新聞

 窯跡の盗掘被害の現状や防止策について行政関係者が協議する会議が28日、武雄市の武内町公民館であった。県文化財課と12市町の文化財担当者、県警関係者ら約30人が盗掘現場を見て、被害防止につながる情報を共有した。

 出席者は、3年前に盗掘が確認された武内町の近世古窯跡「李祥古場(りしょうこば)窯跡」を視察した。武雄市文化課の職員が、県外ナンバーや長時間駐車している車に留意するよう近隣に呼び掛けていることを説明し、現場では、陶片が集まりやすい木の根付近が掘り返され、埋め戻しが難しく山が荒れていく現状などを伝えた。

 対策会議は非公開で行われた。県文化財課によると、県や市町は、看板設置や地域住民への協力要請などの対応や被害状況を報告。県警は看板や防犯カメラの設置についてアドバイスし、看板の設置場所や、抑止効果を再確認することを申し合わせた。

 県内の窯跡で昨年度に確認された盗掘被害は3件。2012年度からは13件、4件、9件、4件と推移している。減少傾向だが、根絶を目指して15年度から年1回、合同会議を開いて対策を協議している。

最終更新:6/29(木) 15:36
佐賀新聞