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現王者マルケス、今季のホンダ不利を覚悟「ベストを尽くすしかない」/MotoGP

6/29(木) 17:23配信

motorsport.com 日本版

 現MotoGPチャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、今シーズン残りの戦いでホンダがヤマハバイクとのギャップを埋めることができるとは考えておらず、できる限りベストを尽くすしかないと覚悟しているようだ。

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 前戦オランダGPで、マルケスはホンダのサテライトチームであるLCRホンダのカル・クラッチローやドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾとファイナルラップまで表彰台争いを展開。僅差でこれを制し、レースを3位で終えた。

 ポイントリーダーのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が転倒リタイアを喫したため、ドヴィツィオーゾがポイントリーダーに浮上。マルケスは彼から11ポイント差のランキング4位につけている。

 マルケスはレース後、今季3度目のリタイアをしたくないという意識で、全力でプッシュしておらず、前を走るオランダGPのウイナー、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)や2位のダニーロ・ペトルッチ(プラマック)と同じようなリスクを背負う準備ができていなかったと明かした。

 さらに彼は、今年ホンダのファクトリーが大きなアップグレードを持ち込むことはないと確信しているようだ。

「僕は、来年までに(ホンダからの)大きな変更があることを期待していない」とマルケスは述べた。

「可能な限り最善な方法でこの状況に対処し、僕たちにとって来年が素晴らしいシーズンになるかどうか見てみよう」

 マルケスは昨シーズンからこれまで、加速の面でパフォーマンス不足を訴えてきており、それを大きなリスクを背負うハードブレーキングで補ってきた。彼が今季最初の8レースで13度の転倒を喫していることからも、それをうかがい知ることができる。

 ホンダとは対照的に、ヤマハはカタルニアGP後にバルセロナで行われたテストに、新しいシャシーを持ち込んだ。ロッシとビニャーレスはそれをテストし、オランダでも2人ともがそれを使ってレースに臨んでいたという。

「僕たちはモントメロ(バルセロナ)でテストはしたが、新しいものは何もなかったので、何かを試していたということはない」とマルケスは語った。

「オランダGPの金曜日、バレンティーノの後ろを走り、彼らが最初から新しいシャシーを使用していることがわかった。彼のライディングが変わっていることに気づいたからね。コーナーへの進入で、彼らは何かを得たようだ」

「そのエリアは、僕たちが違いを生んでいた場所だった。今や、彼らは同じレベルにいる。彼らが一歩前進したことは確かだ。だけど、僕たちは自分たち自身を信じて頑張るしかない」

Oriol Puigdemont