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連戦リタイアにフラストレーションを募らせるフェルスタッペン。チーム代表は「運がないだけ」と主張

6/29(木) 19:50配信

motorsport.com 日本版

 レッドブルのダニエル・リカルドが混沌としたアゼルバイジャンGPで今季初優勝を飾る大活躍をした中、そのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、エンジントラブルに見舞われてリタイアを喫した。

写真:記者会見でガッツポーズのリカルド

 現在レッドブルはF1チーム間で最低のレース周回数685を記録しており、最高周回数を誇っているフォースインディアの956周と比較すると、その少なさが際立つ。さらにフェルスタッペンは、レース後にシミュレータならマシントラブルに見舞われることもないと冗談めかしながら発言している。

 バクーでリタイアした約30分後に、出席が義務付けられていたメディア会見に顔を出さずにサーキットを離れたフェルスタッペン。後日、“その時はとても話す気分ではなかった“と理由について明かしていた。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンが”強い不満を抱えている”ことを理解していると言い、フェルスタッペンに対し47ポイント差をつけているリカルドと比べると特に運が悪いと語った。

「たった今、彼は強い不満を抱いている」

「しかし、その原因はチームのミスのせいでも、チームの努力不足のせいでもないのだ」

 ホーナーは、フェルスタッペンがレースの後半でポジションを落としたルイス・ハミルトン(メルセデス)やセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)の前を走行していたことから、エンジントラブルを喫してさえいなければ、勝利できていたことは疑いようのないことであると発言している。

 先週行われたカナダGPでも好スタートを決めたフェルスタッペンは、バッテリーのトラブルに悩まされてリタイアしている。このような悪い結果が続く中でも、ホーナーはフェルスタッペンの運気が変わることを信じている。

「彼のやり方とは無関係に、いくつかの厳しいレースを経験している。しかし、コーナーでのパフォーマンスを見ていると、彼が大きな成果をあげられる力を持っていると感じる」

「今の彼は良いドライブをしており、どんどんシフトアップしていっている。ただ彼は不運なだけで、いつか状況は変わるだろう」

 またホーナーに対し、フラストレーションを抱えたフェルスタッペンが、”オーバードライブ”に走ってしまう可能性があるかどうか訊くと、彼は次のように答えた。

「そんなことはないだろう、それは彼にとってフェアじゃない」

「彼はバクーで3日間走行していたが、特にセクター2が印象的だったのだ」

「だから私はそうは思わない。彼は非常に大人びた19歳なのだ。確かに成功を渇望しているし、苛立ちも感じているだろう。しかしそれはきっと良い効果をもたらす」

「彼は今感じているようなとても苛立つ経験によって、成長をすることだろう。そしてさらに強くなるということに対し、疑いの余地はない」