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ドラマ『トリック』堤幸彦監督「極めて面白い役者に支えられた」 独占インタビュー前編

6/29(木) 17:20配信

AbemaTIMES

 2000年7月にテレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠でスタートするやカルト的な人気を誇り、続編、そして劇場版、ゴールデンタイム進出……などなど、14年もの長きにわたり愛され続けてきた『トリック』シリーズ。

 本作は、自称・超売れっ子実力派マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と日本科学技術大学教授で天才物理学者の上田次郎(阿部寛)のコンビが、超常現象や奇怪な事件の裏側に隠されたトリックの謎を解明していくミステリードラマだ。

 奈緒子と上田の凸凹な関係、濃い(すぎる?)キャラクター、繰り出されるギャグの数々……。放送当時、視聴者に衝撃を持って迎えられたばかりか、後のドラマにも多大なる影響を与えた。

 そんなどこか珍妙でありながらエッジの立った“トリックワールド”を作り出したのは、ご存じ堤幸彦監督。シリーズ終了から3年。テレビシリーズの一挙放送を記念して、改めて『トリック』の魅力を聞いてみた。

――シリーズ最終作となった映画『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年)から3年。堤監督にとって『トリック』とはどんなドラマでしたか?

堤:日テレ(日本テレビ)さんの土曜9時枠(※1)で、自分なりにドラマを作る上でのいろいろな実験をすることができました。そこで(『トリック』シリーズで脚本を担当した)蒔田光治さんと出会い。続いてTBSさんの『ケイゾク』(1999年)や『池袋ウエストパーク』(2000年)では、ダークな世界観の推理劇に挑戦させてもらって。で、満を持して……と言いますか(笑)。そのどっちでもなく、さらには当時のテレビの王道とはちょっと外れたドラマをやらせてもらったのが『トリック』で。そういう意味で、私にとってはひとつの集大成、記念碑的シリーズと言えます。

“どっちでもない”というのは、僕はずっと、とんねるずのコントを撮っていたので(※2)、そういう笑いの部分と横溝正史的な、至極、日本的な世界観の推理劇が融合したようなドラマですね。とはいえ、「やりたい」と言っても、なかなかその手のドラマをやらせてくれない時代でしたから、テレ朝(テレビ朝日)さんの大英断には本当に感謝したいです。

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最終更新:6/29(木) 17:20
AbemaTIMES