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子どもの道、明るく照らす太陽光外灯 沖縄の元高校教師が開発「役に立つ研究を」

6/29(木) 5:15配信

沖縄タイムス

 元県立工業高校の教師で自然エネルギー研究家の真境名勝さん(67)=浦添市前田=が、太陽光発電を利用した小型電源とLED照明を組み合わせた外灯システムを開発した。所有する那覇市首里汀良町の駐車場に5月から4台設置しており、駐車場内や周辺の歩道を明るく照らしている。真境名さんは「子どもたちも通る道なので防犯の役割も果たせれば」と期待する。

 真境名さんは在職中から太陽光や風力による発電を研究し約40年。退職後は、自然エネルギーを使った台風に強い電源装置などの研究開発に取り組んでいる。

 今回製作したのは、太陽光で発電した電気をバッテリーにためる小型の非常電源装置と、LED照明を組み合わせた駐車場用の外灯。試作やフィールドテストを繰り返し、約2年半かけて完成させた。

 日が暮れると自動で点灯し、午前1時ごろに自動消灯する。

 梅雨や冬場の日照時間が少ない時期でも明かりを持続できるよう、太陽光パネルを手動で太陽の位置に合わせる仕組み。風の抵抗を受けにくい角度にパネルの位置を調整し、さびやすい部分は亜鉛で加工したため、強風や塩害にも強いという。LEDを覆うかさ部分には、100円ショップの調理用ボウルを使った。

 照明が設置された、首里中学校近くの駐車場周辺はこれまで外灯がなく、足元も見えないほど暗かったという。照明をつけてからは周辺の歩道も明るくなった。

 次は大型太陽光パネルを使う非常電源装置の開発を目指しているという真境名さんは「人の役に立つ研究を続けていきたい」と話した。

最終更新:6/29(木) 11:55
沖縄タイムス