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『21連敗』を止めた巨人…逆襲に不可欠な“ブルペンの粘り”

6/29(木) 14:00配信

ベースボールキング

貴重な逆転勝ち

 6月25日、東京ドームで行われた巨人-中日の一戦。巨人は9回表まで2-3とリードを許し、本拠地でのカード3連敗まであとアウト3つと追い込まれていた。

 しかし、中日の守護神・田島慎二から先頭のマギーが二塁打を放つと、陽岱鋼の安打で代走・重信慎之介が生還。土壇場で試合を振り出しに戻すと、そこから村田修一の四球などで一死一・三塁とし、最後は石川慎吾の適時打で逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 本拠地での3タテ阻止。相手守護神を攻略しての逆転サヨナラ。交流戦明けの初勝利などなど...様々な意味を持つ一勝であったが、なによりも大きかったのが『逆転勝ち』であったことだろう。

 実は巨人、この試合の前まで先制された試合は21連敗。とにかく先に点を取られてしまうと勝てなかったのだ。

 その要因としては、やはりリーグ最少の225得点に留まる打線の勢いのなさは大きい。しかし、その打線の不振の陰で弱点となっていたのがリリーフ陣である。

“先発頼み”が顕著

 巨人のブルペンにはスコット・マシソン、アルキメデス・カミネロという強力な助っ人コンビがおり、7回までリードを保つことができれば安心してバトンを繋ぐことができる。

 しかし、先発投手がいつも7回まで投げてくれるわけはない。そうなると先発と勝利の方程式の間に入るリリーフの存在が必要となるが、今季の巨人はその“つなぎ役”の不在に苦しんでいる。

 「先発投球回数別勝敗」というデータを見てみると、先発投手が7回~8回まで投げた時の成績は12勝7敗と貯金を作ることができている一方、それが5回~6回で降板となってしまうと11勝20敗と一気に数字が悪くなる。わずか1回、アウト3つの差がここまでの違いを生んでいるのだ。

 ちなみに、先発投手が6回もたずに降板した時のセ・リーグ6球団の成績は以下の通り。

【先発投手が6回もたずに降板した時の成績】
1位 .581 広島(25勝18敗)
2位 .478 阪神(22勝24敗)
3位 .474 DeNA(27勝30敗)
4位 .350 中日(14勝26敗)
5位 .289 巨人(13勝32敗)
6位 .283 ヤクルト(13勝33敗)

 巨人はヤクルトと僅差の5位。負け越し19というのはかなり重い数字だ。

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