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ウミガメの産卵保護へ 千里の浜駐車場に遮光ネット

6/29(木) 17:01配信

紀伊民報

 アカウミガメの上陸、産卵で知られる和歌山県みなべ町山内の千里の浜で、地元で保護活動をしている「みなべウミガメ研究班」(尾田賢治会長)が、駐車場近くの手すりに遮光ネットを張った。ウミガメは光を嫌うといい、上陸や産卵を守るために設置した。

 浜では、NPO日本ウミガメ協議会や同研究班、青年クラブみなべが保護、調査活動をしている。昨シーズンは5月から8月にかけて、252回の上陸、122回の産卵を確認した。今シーズンも産卵シーズンに入っている。

 設置場所は、浜の田辺市方面寄り、大阪星光学院南部学舎前。関係者によると、浜近くの駐車場で夜間、釣り人などがライトを付けたまま作業するなどし、光が浜を照らすこともたびたびあったという。ウミガメは光に敏感で、まぶしい光を感じると海へ帰ってしまうという。

 昨年も付近の浜で上陸を確認しており、影響を与えないように光を遮ろうとネットを張ることにした。農業用の遮光ネット(遮光率90%以上)を折り返して二重にして、高さ約1メートル、長さ約50メートルにわたって26日夜に設置した。

 手すり付近に、町教育委員会は車や単車などの乗り入れ、キャンプやバーベキュー、ごみの不法投棄などへの注意を呼び掛ける看板を立てているが、近く、新たに「夜間に駐車場をご利用の皆さまへ ウミガメ上陸中!ライト向けないで 期間5月中旬~8月上旬」と書いた看板を2カ所ほど設置する予定という。

最終更新:6/29(木) 17:01
紀伊民報