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太陽追い、効率的に発電 アクトリー、新装置の試験開始

6/29(木) 1:50配信

北國新聞社

 アクトリー(白山市)は28日、同市水澄町の同社敷地で、新たに開発した太陽光発電装置の実証試験を始めた。太陽の動きを自動で追い掛け、熱と光を効率的に回収する装置で、性能や耐久性の向上、量産化につながるコストダウンの実現へ試験を重ねる。2018年度後半の販売開始を見込む。

 新装置はGPS(衛星利用測位システム)を搭載したパラボラ(放物線)型の反射鏡を駆使し、太陽光エネルギーを取り込む。

 直径60センチの反射鏡が架台の1列に4個並び、6列24個で1ユニットを構成する。反射鏡は1列ごとに、太陽の位置を計算した内蔵プログラムに沿って日々、時間帯ごとに太陽の方向に向きを変える。

 実証試験は設置した4ユニットのうち、1ユニットを使って行われた。28日朝から夕暮れまで、太陽の位置に合わせて反射鏡の向きが変わり、アクトリーの再生可能エネルギー研究センター社員がデータの収集などに当たった。

 装置は太陽光エネルギーのうち、25%を電気として、40%を熱として回収する計画である。増井芽(めぐみ)センター長は「今後、さまざまな改善点を洗い出し、9月に改良装置を使った実証試験を始めたい」と話した。

 新装置「iU SOALA(インテリジェンスユニット・ソアラ)」は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業に採択され、東大先端科学技術研究センター、石川県工業試験場と共同で開発を進めてきた。

北國新聞社

最終更新:6/29(木) 1:50
北國新聞社