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【特集】痴漢冤罪の実態 リスク減らす方法は?

6/29(木) 15:28配信

毎日放送

人生を狂わせる恐れもある痴漢冤罪。取材した29歳の男性は任意の聴取と言われて警察署に行ったにもかかわらず、取調室に入るとすぐ手錠をかけられたといいます。また、現行犯で逮捕された別の男性のケースでは一貫して容疑を否認、裁判の結果も無罪となりました。こうした冤罪に備え、痴漢を疑われた場合に弁護士とすぐに連絡が取れる保険が注目を集めています。

突然、痴漢容疑をかけられた男性

「伊豆丸さん、もう逮捕されてるからな」(警察官)
「話が違うよ」(伊豆丸氏)
「民間人から逮捕されてる」(警察官)
「いやいやいやいや、話が違うよ」(伊豆丸氏)

これは、堺市議の伊豆丸精二さん(29)が議員になる前の2013年、警察署で手錠をかけられたときのICレコーダーに録音されている会話の内容です。容疑は…痴漢。

この日、伊豆丸さんは出勤のため地下鉄御堂筋線に乗っていました。梅田を出て淀屋橋に近づいたころ突然、女性に腕をつかまれたといいます。そして、淀屋橋駅でホームに降ろされました。

「私も頭の中が真っ白になりまして、駅のホームで痴漢の容疑をかけられていることを初めて知った」(伊豆丸精二さん)

女性は「お尻を触られた」と訴えました。そこに騒ぎを聞きつけた駅員がやって来て…

「ここは人通りも多いので、駅の事務室に一度来てくださいと。自分にそういう容疑がかけられたので、やってないので説明しようと駅事務室にいった」(伊豆丸精二さん)

事情を説明するため駅の事務所に行くと、ほどなくして警察官がやってきました。冤罪を恐れた伊豆丸さんは警察官の目の前でICレコーダーを出し、やり取りを録音することに。

「今からね東警察署に…」(警察官)
「東署ですか?東署は任意で行くんですか?」(伊豆丸氏)
「そうです」(警察官)
「現行犯逮捕されてる状況で行くんですか?」(伊豆丸氏)
「今のところお話を聞く…」(警察官)
「現行犯逮捕されていないということで、確認でよろしいですか?」(伊豆丸氏)
「事情聴取ですね」(警察官)
「任意の事情聴取ですね」(伊豆丸氏)
「そうですね」(警察官)

刑事訴訟法は、警察官でなくても誰でも現行犯逮捕ができると定めています。伊豆丸さんは被害を訴える女性から現行犯逮捕されていないことを何度も確かめ、パトカーで東警察署に移動しました。

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最終更新:7/19(水) 17:14
毎日放送