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特養待機、最少8695人 静岡県内、入所条件厳格化影響

6/30(金) 7:41配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県が29日公表した1月1日時点の静岡県内の特別養護老人ホーム(292施設)の待機者数は8695人(2016年比1793人減)で、過去最少だった。このうち、1人暮らしなどで入所の必要性が高いと判断された人は753人だった。

 市町別では、浜松市が1468人で最多。次いで静岡市1430人、富士市575人だった。入所の必要性が高いとされた人は、静岡市176人、浜松市133人、伊東市53人の順で多かった。

 特養の入所条件は15年度から要介護3以上に限定された。ただ、1や2でも認知症などで在宅での生活が困難な場合は特例が認められる。入所の必要性が高いとされた753人のうち、特例は56人だった。

 県は待機者減少の理由に、入所条件の厳格化や施設整備を挙げる。県は17年度、特養を含む介護保険関連施設の新規整備で計1221人分の受け皿を用意する。加えて、死亡を主な原因とする施設退所者が年間約4千人に上ることから、計算上では多くの待機者が入所できることになる。

 ただ、急速な高齢化により、1年間で65歳以上は約1万9千人、要介護3以上の認定は約570人増加している。そのため、「待機者の総数はなかなか減少しない」(県福祉長寿局)という。

 同局の担当者は施設整備や介護人材の確保を積極的に進めるとともに、高齢者が施設以外でも安定した生活を送れるように「在宅サービスの充実や地域包括ケアシステムの構築を推進する」と強調した。

静岡新聞社