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「ネット上で最も影響力のある人物」に選ばれたチャンス・ザ・ラッパー、グラミー賞を地元博物館に寄贈

6/30(金) 19:10配信

bmr.jp

「ネット上で最も影響力のある人物」に選ばれたチャンス・ザ・ラッパー、グラミー賞を地元博物館に寄贈

「ネット上で最も影響力のある人物」に選ばれたチャンス・ザ・ラッパー、グラミー賞を地元博物館に寄贈

米TIME誌が先日発表した「インターネット上で最も影響力のある25組」のひとりにも選ばれた24歳、若手人気ラッパーのチャンス・ザ・ラッパーが、今年2月に手にしたグラミー賞のトロフィを地元シカゴの博物館に寄贈すると発表した。

多くのメジャー・レーベルから契約オファーを受けるも断り、インディペンデントで活動を続けているチャンス・ザ・ラッパーは、これまで作品を有料で販売したことはなく、昨年発表した最新作『Coloring Book』もApple Musicを始めとしたストリーミング・サービスおよび、音声ファイル共有サービスのsoundcloudといったプラットフォームにおけるストリーミング配信のみという形式でリリース。その音楽性の素晴らしさから、ストリーミング限定作品としては史上初めて全米チャートにランクインするなど大きな反響を呼び、グラミー賞が「ストリーミングのみの作品も、グラミー賞のノミネート資格に値する」と規定を改めるまでに。そして今年2月に授賞式が開催された第59回グラミー賞では見事、最優秀新人賞、最優秀ラップ・アルバム賞など3冠に輝いた。

メジャー・レーベルと契約し、アルバムを発表するという既存の方法ではなく、インターネットを通じて音楽を配信で届け、ファンと交流して人気を拡大させ、スターになったことから、米TIME誌が先日発表した「インターネット上で最も影響力のある25組」(The 25 Most Influential People on the Internet)のひとりにチャンス・ザ・ラッパーも選ばれている。

この若きスターが、数ヶ月前に手にしたばかりのグラミー賞のトロフィを、なんと地元シカゴの博物館に寄贈するという。これはシカゴ・サンタイムズ紙の報道で明らかになったもの。報道によると、チャンス・ザ・ラッパーは、地元シカゴのデュセーブル・アフリカ・アメリカ史博物館で今月24日に開催されたガラに出席。その中のスピーチで、『Coloring Book』で受賞した最優秀ラップ・アルバム賞のトロフィを寄贈したいと宣言し、大喝采を浴びたのだという。グラミー史上初めてストリーミング限定作品での受賞となったこの歴史的なトロフィを贈られるということについて、博物館側は知らされていなかったそうで、関係者は一様に顔を見合わせ、驚いたとか。チャンス・ザ・ラッパーは今年1月に、50年以上の歴史を持つこの博物館の評議員に、シカゴ公式の観光マネジメント団体「Choose Chicago」のエグゼクティヴを務める父親と共に選ばれていた。

2014年には父親と共にシカゴの治安問題を憂いて「#SaveChicago」と題した反暴力キャンペーンを行うなど社会的行動や地元支援に積極的なチャンス・ザ・ラッパーは、今年3月、地元シカゴの公立学校の予算不足問題を話し合うためイリノイ州知事と面談し、期待した回答が得られなかった代わりに自ら100万ドル(およそ1億1000万円)を様々な学校に寄付すると発表。また、財政支援プログラムを立ち上げ、3月31日までにおよそ220万ドル(およそ2億4500万円)の寄付金を集めたほか、芸術に関する授業や教材を充実させるために「New Chance Arts and Literature Fund」という基金を立ち上げた。

こうした社会貢献が認められ、今月25日に開催された〈BET Awards〉では、「地元、そして全国のコミュニティにポジティブな影響を与えた」として史上最年少でHumanitarian Awardを授賞。ミシェル・オバマ元大統領夫人からは、ビデオメッセージを通してチャンスへの賛辞も贈られた。

なお、米TIME誌による「インターネット上で最も影響力のある25組」には他にリアーナ、ケイティ・ペリー、BTS(防弾少年団)といったアーティストから、ドナルド・トランプ大統領、作家のJ・K・ローリング、Twitterを通してシリアの情況を伝えている少女バナ・アルアベド、中国版Twitterの新浪微博(ウェイボ)でフォロワー数ナンバーワンを誇る女優のヤオ・チェン、またカニエ・ウェストの妻としても知られるキム・カーダシアン、ジョン・レジェンドの妻としても知られるモデルでタレントのクリッシー・テイゲンなどが選ばれた。

最終更新:6/30(金) 19:10
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