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静岡の風力発電停止 進む老朽化、市が撤去含め方針検討

6/30(金) 7:52配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡市が駿河区で運用する風力発電施設「風電君」が5月中旬から運転を停止していることが29日、分かった。市によると機器の故障が原因で、運転再開は早くても8月の見込み。稼働から13年が経過し、近年は不具合が目立つ。市は撤去を含め、今後の運用方針の検討を始めた。

 風電君は市中島浄化センターの電力供給施設として2004年に運転を開始した。出力は1500キロワットで、同センターで使う電力量の1割程度(年間約2千万円分)を担う。国から約1億5千万円の補助を受け、約3億4千万円かけて整備した。

 故障が出始めたのは11年ごろから。16年度は1カ月の修理を要する故障が3度発生し、年間強制停止時間が15年度比2・3倍の1960時間に及んだ。無風による停止時間を含めた稼働率は47・5%と運転開始から初めて5割以下に。年間維持費は稼働開始当初の約350万円から約800万円まで膨らんでいる。

 同施設の耐用年数は17年とされ、残り4年。市環境局の担当者は「市の環境ランドマークとして整備したが、老朽化で故障が起きやすくなっている。まだ採算は取れているが、今後の維持費も考慮し、方針を決めたい」としている。

静岡新聞社