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【香港】香港と本土の金融提携強化、H株全流通など

6/30(金) 11:30配信

NNA

 香港と中国本土は金融提携を一段と強化する。両地間の経済・貿易関係緊密化協定(CEPA)の枠組み下で、香港政府と中国商務省が28日に署名した「経済技術提携協議」では、金融協力に向けた各種の取り決めが複数項目にわたって盛り込まれた。29日付香港商報が伝えた。
 経済技術提携協議に記された金融分野の提携内容は、◇香港の人民元適格海外機関投資家(RQFII)に対する投資上限引き上げ◇香港・本土間で相互共有可能な投資家の本人認証メカニズムの制定スケジュール確定◇香港・本土間で導入されたファンドの相互承認制度に対する進捗(しんちょく)評価◇本土企業による香港での人民元建て株式の発行促進とH株の全株流通化◇本土市場のオフショアリスク管理面での香港の役割拡大――など。
 このうちH株の全株流通化に関して、香港政府金融サービス・財務局の郭慧玲(ポーリー・クオック)主席助理秘書長は、具体的なタイムスケジュールについて触れなかったものの、「(本土側と)積極的に協議を行っている」と説明した。
 会計分野も提携拡大の対象に盛り込み、本土の会計事務所が香港に事務所や支店を置くことを奨励する方針を明示した。さらに中国の習近平政権が掲げる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」のインフラ建設や、本土企業による域外上場審査などの分野でも、香港と本土の会計事務所間で提携や交流を深めていくよう後押しするとしている。

最終更新:6/30(金) 11:30
NNA