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夏の渋滞、解消へ送迎実験 那覇空港からレンタカー営業所へ

6/30(金) 6:30配信

琉球新報

 観光客の多くがレンタカーを利用することで那覇空港周辺が渋滞する問題を受け、沖縄県と沖縄総合事務局は夏のピーク時に、バスで利用者をレンタカー営業拠点に送迎する実証実験を行う。県は実験結果を踏まえ、2018年夏にも本部町、名護市、沖縄市、北谷町のホテルや観光施設までレンタカー利用者を送り届け、現地で乗り換えてもらうルートの構築も視野に入れる。空港周辺の渋滞解消だけでなく、観光客を希望先までスムーズに届け満足度向上を図る。


 実証実験で、県はOTSレンタカー、オリックスレンタカー、琉球バスと契約を結び、8月18日から2週間、豊見城市豊崎にあるレンタカー各社の営業所に利用者を送迎する。床下に大きな荷物を預けられるリムジンバスを路線バスとして運用する予定だ。

 併せて7月から沖縄観光関連サイトなどを使い、旅行者に対して夏季シーズンの渋滞状況など沖縄の交通情報を提供する。

 総合事務局はニッポンレンタカーと契約を結び、7月14日~9月16日までの限定で那覇市のうみそら公園に臨時営業所を設け、利用者を送迎する。県と総合事務局で分担することで、利用者の車受け渡しまでの時間短縮を図る。

 県は実証実験の結果を踏まえ、空港から名護市や本部町、北谷町のホテルや商業施設などにレンタカー利用者をバスで送迎できないか、9月にも関係機関と協議に入る。県内全域の慢性的な渋滞解消、観光客の利便性向上を望めるだけでなく、バス業者とレンタカー業者双方の利益保持にもつなげる考えだ。

 那覇空港の交通状況把握調査を働き掛けた県レンタカー協会の白石武博会長は「混雑緩和や二次交通の利便性が向上されるのは望ましい」と、県の考えを歓迎した。

琉球新報社

最終更新:6/30(金) 10:19
琉球新報