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人気上昇「BNK48」アイドルの恋愛に寛容なタイ人のファン心理

6/30(金) 11:00配信

東スポWeb

【アツいアジアから旬ネタ直送「亜細亜スポーツ」】タイ・バンコクのAKB48海外姉妹グループ「BNK48」は、プミポン前国王崩御(昨年10月)で喪に服し、しばらく活動を休止していたが、今年2月の「ジャパン・タイランドエキスポ」でバンコク公演を行い、本家AKB48とも競演デビュー。最近、活動を本格化させつつある。

 拠点は日本人も多いハイソなエリアのスクンビット。紀伊国屋書店や多数の日本食レストランが入る最新ショッピングモール「エム・クオーティエ」内部に「デジタル・スタジオ」があり、ここでメンバー5~6人が日替わりで公開生放送を行っている。

 平日は午後6時から、土日は午後2時から、私服や時にはパジャマ姿でガールズトークが繰り広げられ、フェイスブックでも中継されるため、タイ全土のファンも注目。収録後はメンバーとのツーショットが撮れるので、連日ファンが詰め掛ける。デビューから日がたつにつれ、その数は増えているという。

 24日の収録に集まったファン約200人は、モールの一角を占拠。プロ顔負けの撮影機材を持って脚立に乗り、メンバーを激写しまくるファン、シャツやタオルなどのオリジナルグッズを買い占めるやからや、その場でのSNS投稿を楽しむグループもいた。

 隣県サムットプラカーンから来た会社員ナーさん(28)は日本語が得意。日本のアニメやアイドルに憧れ、もともと「モーニング娘。」や「℃―ute」ファンだったが、今や完全にBNKに乗り換えたという。この日のお目当ては、清楚なお姉さんタイプの“推しメン”ジャン(23)だが「キャプテンのシャパン(21)も好き。彼女は多分一番ファンが多い」。

 日タイハーフのグループ最年少サッチャン(13)を含め、日本人メンバーは3人いる。聞けば「29日の東京での壮行会公演を最後に移籍してくるイズリナ(21=伊豆田莉奈)はもうタイ人にも人気。でもコッチで採用されたミオリ(18=大久保美織)はまだまだ。頑張ってほしい」(同)。

 NMB48須藤凜々花(20)の先日の結婚宣言は、タイ人ファンの間でもネットを通じ知れ渡っている。これがタイの女優やアイドルだと、恋人の存在を公言するのは普通で、彼氏とのツーショットをSNSに投稿するのも珍しくない。芸能人の恋愛には割とおおらかで、大騒動になるのはハメ撮りなどがネット流出したときくらい。だが、BNKファンは日本的で「スキャンダルや恋愛関係のゴシップは本当にやめてほしい」とナーさんは顔を曇らせる。

 欅坂46握手会襲撃事件も人ごとではない。タイの軍事政権は、政権の座を追われた元首相派との対立が続いており、バンコクでは最近、それ絡みとおぼしき爆弾事件が続発。スクンビットでも今月16日に爆発があった。BNK人気に火がつき、より多くのファンを集めるようになれば、警備態勢の強化は日本以上に課題だろう。

☆室橋裕和(むろはし・ひろかず)=1974年生まれ。週刊文春記者を経てタイ・バンコクに10年居住。現地日本語情報誌でデスクを務め周辺国も飛び回る。3年前に東京へ拠点を移したアジア専門ライター。

最終更新:6/30(金) 11:15
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