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リニア工事大井川流量 JR東海、「全量回復」記載なし

6/30(金) 8:11配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 JR東海は29日、リニア中央新幹線工事の事後調査報告書に関する知事意見への回答書を静岡県に提出した。4月に続き2回目。知事意見は減少が予想される大井川の流量について全量回復の早期表明を求めたが「中下流域の水利用に影響を生じさせない」との回答で、今回も全量回復を確約する言葉はなかった。県との間で自然環境保全協定を結ぶよう求めた件には「工事着手前までに締結するように努める」と応じた。

 県環境政策課の担当者は「(流量問題が)前進したとは思わない」と述べ、引き続き協議を進める方針を示した。

 知事意見は、JR東海と下流水利用者11団体が流量減少対策に関する基本協定を締結することも要請している。これについて、JR東海側は「協定を結ぶことを前提に調整している。中下流域に影響を与えないように誠心誠意取り組みたい」とコメントした。

 静岡県はリニア計画の沿線7都県で唯一の未着工区。今月、地権者との合意により施工業者の公募が始まり、着工に向けて前進した。

静岡新聞社