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県管理の16河川水位をリアルタイム配信 避難判断や水防に活用

6/30(金) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

河川洪水時に住民の避難などに役立ててもらおうと、県は30日から、県内16河川の水位状況が一目で分かるリアルタイム画像の配信を始める。水位観測所31カ所に設置した監視カメラの画像を配信し、住民が携帯電話やスマートフォンで確認できるようにする。県管理河川での運用は初めて。

リアルタイム画像の配信は、水防情報システムの充実を図るため、県が昨年度から整備を進めてきた。那珂川や久慈川など、国が管理する河川では既に配信が始まっている。

県が画像を配信するのは、桜川や八間堀川など「洪水予報河川」と「水位周知河川」に指定されている全16河川。市町村長が避難勧告などを発令する際の目安となる水位を設けた「基準水位観測所」計31カ所に、監視カメラを設置した。

配信画像は5分ごとに更新される静止画。10分ごとの履歴画像も50分前まで確認できる。平常時の画像や河川の横断図などと見比べながら、現在の河川の状況を観察できる。各河川の配信画像は県土木部河川課のホームページからアクセスできる。

県は、配信効果として、市町村長による避難勧告や避難指示などの発令の判断に加え、住民が個別に情報を確認して早めの避難行動につなげたり、水防団の水防活動に生かしてもらったりすることを期待している。

16河川のうち八間堀川については今年5月、新たに「水位周知河川」に指定された。2015年9月の関東・東北豪雨で堤防3カ所が決壊しており、県は本年度末に監視カメラを2カ所追加する予定という。 (戸島大樹) 

茨城新聞社