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米FRB単独の引き締め継続には強い指標が必要=セントルイス連銀総裁

6/30(金) 4:22配信

ロイター

[ロンドン 29日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、世界の中銀が緩和的な金融政策を維持する中で、米連邦準備理事会(FRB)が単独で引き締めを継続する確信を持つには、強い指標が必要との認識を示した。ロンドンで行われたOMFIFのイベントで述べた。

総裁は、FRBは歴史的にも単独で金融政策を進めてきており、可能だとしながらも、「この環境で踏み切るには、これを正当化する強い指標が必要だ」と述べた。

「欧州と日本がマイナス金利政策を実施するなど、世界的な低金利環境の中で、FRBが単独行動を取ることは難しく、米国のイールドカーブが他国を大きく上回る水準にある状況がどれほど現実的だろうか」とし、他国が緩和的な金融政策を維持する中で、FRBがどの程度引き締めを継続できるか懐疑的な見方を表明。また、こうした他国との利回り格差はドル相場に大きな影響を与える可能性があると述べた。

ブラード総裁はまた、FRBが今年2度利上げしたにもかかわらず、市場のインフレ指標が低下していることに言及、投資家がFRBの物価押し上げ能力を疑問視しているもようだとして懸念を示した。

「市場ベースのインフレ期待指標は3月以降、低下しており、FRBが好調な指標を受けて引き締めを実施すれば、通常ならインフレ期待は安定するはずだ」とし、「これは正常化戦略にとり不安材料だ」と語った。

*内容を追加します。

最終更新:7/24(月) 2:44
ロイター