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交通費は浮くのか 「自転車シェア」を1カ月体験してみた

6/30(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 前にカゴがついた赤いフレームの自転車を街中で見かけたことがあるだろう。「自転車シェアリング」に使われる電動自転車で、東京だと千代田、中央、港、新宿、江東、文京、大田の7区で展開(大田区は他区返却不可)。さらに横浜、広島、仙台、神戸、那覇など全国に広がっている。

 メリットの一つは、電車のラッシュや遅れを気にすることなく街中を移動できる快適さ。たとえば、取材で会社から東大に行くときは、茅場町から東西線に乗って大手町で丸ノ内線に乗り換え、本郷三丁目から歩いて東大へ。乗車時間は正味8分だが、乗り換えに6分、そして歩く時間を合わせると、合計30分近い。

 自転車シェアだと、会社と大学の近くに乗り降りできるポートがあり、時間は電車より3分早い。その差はわずかでも、乗り換えと混雑の煩わしさがないのがいい。

 何より交通費の圧縮効果だ。結論からいうと、1カ月で8000円! 2、3回の飲み代に匹敵する金額が浮いた。1年なら10万円近い!

 利用法は、各エリアの自転車シェアHPから、交通系ICカードや携帯電話などで会員登録。HPか専用アプリの地図でポートを見つけ、空き自転車があれば自転車番号で予約。ポートで予約した自転車のサドル下にある装置に携帯やICカードをタッチすればカギが開く。返すときは施錠して装置の「ENTER」ボタンを押せば完了。

 料金は、「1回会員」なら初乗り30分150円、以後30分ごとに100円。「月額会員」は基本料金2000円で、初乗りは何回乗っても無料。超過分は30分ごとに100円だ。支払いは、カード払いかドコモケータイ払い。

 月額会員になった記者は5月に初乗り分を63回乗車。これをすべてメトロの初乗り分(IC料金165円)とすると、合計1万395円だが、月額会員なので実際は2000円。その結果、8395円が浮いた計算だ。 注意点を一つ。メンテナンス状態はまちまちだが、概して右のブレーキが甘い。恐らく右手で急ブレーキをかけ、ワイヤが伸びきったためか。ブレーキは、まず左で十分減速してから右が鉄則だ。