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下村都連会長、献金疑惑“文春砲”に反論…元秘書が内部文書持ち出した疑惑ある

6/30(金) 7:02配信

スポーツ報知

 都議選(2日投開票)で自民党を東京都連会長として取り仕切る下村博文幹事長代行(63)が29日都内で会見し、学校法人「加計学園」が13、14年に下村氏を支援する政治団体のパーティー券計200万円分を購入したのに、収支報告書に記載がなかったとした「週刊文春」の報道に対し「事実に反する」と反論した。下村氏は自民党以外から都議選に立候補している元秘書が内部文書を持ち出した疑惑があると主張。情報提供者と週刊文春に対し告訴を検討していることを明かした。

 都議選の真っただ中で発射された「文春砲」に下村氏は、いら立ちを必死で抑えながら「選挙妨害目的と受け止めざるを得ない」と強い口調で言い切った。午前11時、党本部の会見場に詰め掛けた約100人の報道陣の前で、紙に時折目を落としながら、約15分間にわたってコメントを読み上げた。

 この日発売された週刊文春は、政治団体「博友会」の収支報告書に加計学園が購入した計200万円のパーティー券の記載がなかったとしている。政治資金規正法では、政治団体は20万円超のパーティー券を購入した場合、報告を義務づけている。

 下村氏は13、14年に加計学園の秘書室長から政治資金パーティー券の購入代金計200万円を受け取ったことは認めたが、それは学園以外の計11の個人、法人からのものだったとし「学園から寄付もパーティー券の購入もしてもらったことはない」と主張。「いずれも個人、企業が1社20万円以下で購入した。秘書室長が取りまとめて現金を持参したので領収書を作成した」と説明し「加計学園が購入したものではない。記事は事実に反する」と反論した。

 さらに下村氏は、情報提供者についても言及。特定できていないとしながらも「事務所のデータを持ち出せるのは内部にいた者と考えざるを得ない」として、疑惑があるのは「現在自民党以外から都議選に立候補している私の元秘書」と主張。会見中には元秘書の直筆署名が入った上申書を配布。その文書によると、元秘書は、事務所のノートパソコンを隠し、業務を妨害したことと現金を詐取したことを認め、謝罪したとされている。

 元秘書はこの日、「私が週刊文春側に下村氏の事務所のデジタルデータを提供した事実はない」とするコメントを出した。さらに「上申書は偽造文書で、私の筆跡ではない。犯罪行為をした事実はない」と反論した。元秘書は「都民ファーストの会」から都議選に立候補している。

 下村氏は情報提供者に対して偽計業務妨害で刑事告訴を、週刊文春に対しては名誉毀損(きそん)で告訴を検討しているという。

 都民ファーストと激しい選挙戦を繰り広げる中、豊田真由子衆院議員(42)のパワハラ騒動、稲田朋美防衛相(58)の失言など自民党に吹くのは逆風ばかり。

 下村氏は「責任を取る必要はないと考えるか」と問われると「事実と違うから、責任を取るとかいう立場では全くない。疑念があれば選挙後に説明する」と会見を約35分間で打ち切った。

最終更新:6/30(金) 7:02
スポーツ報知