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田嶋幸三会長「代表も、もっと若手を」元横浜DeNA社長・池田純氏と対談

6/30(金) 10:13配信

スポーツ報知

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(59)が29日、都内で行われた「Number Sports Business College」で、プロ野球の元横浜DeNA社長の池田純氏(41)と対談した。講座では約20人の受講生を前に、田嶋会長は「DREAM 夢があるから強くなる」をテーマに講義も行った。

 日本サッカーの歴史、“日本サッカー界の父”と称されるドイツ人の故デットマール・クラマー氏から受け継いだ基本を徹底し続ける大切さ、日本サッカーが目指している「世界基準」、「育成 日本復活」、なでしこジャパン強化、指導者養成への思いなどを熱く語った。

 田嶋会長は「世界のサッカーは進歩が速い。(強化や育成を)さぼるとレベルは落ちる」と危機感を口にし「代表も、もっと若手を育成していかないといけない。本気で強化していけば、ポテンシャルはある」と“新陳代謝”の必要性を指摘。「ターゲットをしっかり見据えてやらないと」と育成世代の現状も語り、今年の5月~6月にかけて行われたU―20W杯韓国大会に“飛び級”で出場したFW久保建英(16)=F東京U―18=にも言及。久保は今年10月にインドで開催されるU―17W杯への出場が期待され「U―17は、ほぼ同世代。そこで活躍できるか」とし「素晴らしい才能があるので疲弊させてはいけない。無理な育成はしない」。選手を育てるために、指導者養成にも力を入れていることも説明した。

 育成年代への投資は、将来的にはA代表の強化につながる。「(育成に力を入れ)恒久的に強いチームを作らないといけない。突然は強くならない。そして、W杯に常に出続けないといけない」と場数を踏んだ先に、日本のW杯ベスト8以上が見えてくると述べた。 池田氏との対談では理想のクラブの一つの例として、フランス1部モナコを挙げた。モナコは、将来性豊かな“原石”を加入させ、さらに才能を伸ばしてから、何倍もの移籍金でビッグクラブに売る経営が高い評価を受けている。育成力は高く、16~17年シーズンは、リーグ5連覇を狙ったパリ・サンジェルマンを抑え、17年ぶりの優勝を果たした。

 受講者による「Jリーグの発展と代表強化の方策」の発表にも、熱心に耳を傾けた。日本版プレミアリーグの創設、選手の50%以上を外国籍として競争力を付けるなどの意見を聞き「時には大胆な方針も必要ですね」と感心していた。

 「Number―」は、池田氏が各競技団体やスポーツビジネスの世界で活躍している識者をゲストに招く講座。これまで鈴木大地スポーツ庁長官、Bリーグの大河正明チェアマンなどと対談している。詳細はhttp://number.bunshun.jp/tu/nsbc

最終更新:6/30(金) 10:13
スポーツ報知