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35歳・坂本大輔が日本ウエルター級暫定王者「信じられない」と感無量

6/30(金) 22:51配信

デイリースポーツ

 「ボクシング・日本ウエルター級暫定王座決定戦」(30日、後楽園ホール)

 正規王者・有川稔男(川島)の負傷による暫定王座決定戦は、同級1位の坂本大輔(角海老宝石)が同級2位の川崎真琴(RK蒲田)を3-0の判定で下し、暫定王者となった。プロ10年目、35歳10カ月での戴冠は角海老宝石ジム史上最年長。坂本は「本当にうれしい。信じられない」と感無量の面持ちだった。

【写真】坂本大輔の暫定王座決定戦を元世界王者4人が応援

 1回からプレスをかけ、左右を思い切り振り回した。2回には右目上をパンチで裂かれ流血したが、ボディーを軸に最後までブルファイトを貫いた。「相手が右のカウンターを狙っているのは分かっていたので、それを外せば」と、落ち着いていた。最後まで緩むことなく攻め続け、心配されたスタミナの不安も払しょくした。

 4月17日に王座挑戦が決まっていたが、有川が練習中にケガをしたため中止となった。「落ち込みました。2週間くらい練習できなかった」と言う。同門の岡田博喜とのスパーリングでは、10ラウンドの予定が「ボコボコにされて9回でストップになった。不安で不安で仕方なかった」と振り返った。

 しかし、大きな支えがあった。「木内(勲)トレーナーは60歳になるのに、ボディーを打たせてもらった。血便を出して頑張ってくれた。トレーナーにもジムにも、本当に感謝です」と話した。

 リングサイドには拓大の2年先輩に当たる元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)、同じく1年後輩で前IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(大橋)、習志野高で2学年下で元WBC世界ライトフライ級王者・木村悠、同じく3学年下で元世界2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)を始め、約500人が応援に駆けつけた。試合後、八重樫が控室を訪れ「おめでとうございます」とねぎらっていた。

 「今年、36になりまず。これで大好きなボクシングがまだまだできると思うとうれしくて仕方ない。本当によかったです」と喜びを隠さなかった。次戦は有川との統一戦が有力だ。