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「1324回勝ってますけど、そのうちの90%は名局なんです」…ひふみん一問一答その4

6/30(金) 18:19配信

スポーツ報知

 63年に渡る現役生活を終えた棋士・加藤一二三九段(77)が30日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で引退会見を開いた。

 ◆ひふみんに聞く(その4)

 ―ファンへメッセージを

 「本当に長年に渡って私のことを応援して下さった方々に感謝の意を表したいし、直近では毎日のようなテレビ報道で今まで将棋なんか全く知らなかった縁もなかった多くの方々が棋士に対して、好意を持って下さったことに改めて感謝の意を表したいと思います。街を歩いていても多くの方から『お疲れ様でした』『いい後輩が出て良かったですね』と全く将棋を見なかった方が見て下さる。うれしいことは将棋界というのが明るい社会ですねと話しかけられることで、ありがたく感謝を表する次第です」

 ―最後に将棋とは何か、棋士とは何か?

 「女子大学の客員教授に任命されたのも理由は私が日本の伝統文化の正当な後継者として任命された。本当に長年に渡って熱戦のタイトルの場を与えられたことで名局の数々を経験して。私は1324回勝ってますけど、そのうちの90%は名局なんですね。名局の数々を指せていった。その一点に尽きます。仮にですよ、1324回勝ってますけど、内容そこそこなら誇りに思いませんけど、魂込めて精進した結果、50年、100年色あせない名局が指せたことが私にとって、大きな誇り、喜びであると思っています。これからイベントとか、たくさん仕事が待っているんですけど、勝った1000以上の将棋を私の義務として、誰からも注文がなくても本に書いて伝えていく義務があると思っています。名局を指したと言っている以上、なぜ、指せたのかを伝えていく義務がある。5年あたりぐらいで書いていくつもりでおります」

 「一言、忘れていました。将棋界は佐藤(康光)会長、羽生善治三冠、渡辺明永世竜王ら人格的にも優れ、将棋はすでに完成している方たちがそろっていますから、後継者がそろっていますから心安んじて引退できると思っています。以上です」。おわり

最終更新:6/30(金) 18:19
スポーツ報知