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さだまさし、亡きバイオリニスト・若林さんの快挙を祝福

6/30(金) 23:04配信

スポーツ報知

 昨年6月8日に乳がんのため58歳で死去した国際的女性バイオリニスト・若林暢(のぶ)さんの国内デビューアルバム「ヴァイオリン愛奏曲集」「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集」(ともに21日発売)が、7月3日日付けのビルボードジャパン・クラシックアルバムチャートでそれぞれ1位&3位を獲得。生前から親交があり、2作のCDジャケットの題字を手掛けたシンガー・ソングライターのさだまさし(65)が快挙を祝福した。

 さだは、29日に東京・田園調布教会で行なわれた追悼コンサートに来場。若林さんの母から手紙で「CDに言葉を添えて欲しい」と依頼があり、「魂のヴァイオリニスト」という題字を担当した。「暢さんの音楽が沢山の方々に受け入れられて、私も本当にうれしく思います。きっと暢さんも天国で微笑んでいらっしゃることでしょう。暢さんの音色が、さらに多くの方々に届くように、私も応援していきます」と語った。

 同コンサートには、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者のワルター・アウアー氏、若林さんが最も多く共演したピアニストのアルバート・ロト氏が演奏した。

 若林さんは4歳でバイオリンを始め、東京藝術大学、同大学院を経て、米・ニューヨークのジュリアード音楽院を卒業、博士号を取得した。ニューヨーク国際芸術家コンクール、モントリオール国際コンクールなどで優勝・入賞するなど、世界的に高い評価を得た。

 プライベートでは2度の離婚を経験し、晩年は両親の介護をしながら、自身も乳がんと闘病。肝臓に転移してからは余命宣告を受けながらも最後まで介護と演奏を続けた。

 若林さんの死後、「1人でも多くの人に聴いてほしい」という母親の意向で国内でのCD発売が決定。93年にすでに英国で発売されていた「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集」、未発表の音源を収録した「ヴァイオリン愛奏曲集」の2作を国内デビュー作として発売した。

最終更新:7/1(土) 9:13
スポーツ報知